先日「大阪湾に糞尿が投棄されなくなってから海が痩せ、海水が綺麗になりすぎて各種不漁の原因になった」というニュースのことを書いたが、その話に友人が「万博の夢洲で処理しきれなくなった糞尿は汚わい船で大阪湾に投棄するから解決する」と冗談を語り、その夜「冗談にしても、し尿の海洋投棄は平成14年に全面禁止になっていた」と律儀にメールしてきた。
それで『夢の大阪湾豊穣計画案』はポシャッタが、そもそもこの冗談には根拠があった。
おおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよ氏らが大阪港湾局に情報公開を求めたところ、港湾局は「夢洲に上下水道を通して、上水は1日約8万人分、下水も約8万人(2万7千世帯)分対応すると答えている。
ところで、大阪府知事や市長や維新の皆さんは「万博には3千万人やって来る」と度々宣伝してきた。だとすると、1日あたり約16万人、土日や3連休は約30万人となる。
そのことを指摘すると港湾局は「超えた分は自家処理になります」と答えたという。
早い話がシビアな事務方は「最高でも8万人分で十分」と考えているのに、維新などは出来もしない「3千万人」とのハッタリで「経済効果」云々と誇大広告をしていると思われる。
それとも、「いのち輝く未来社会のデザイン」として、わが国が誇る最新の汚わいバキューム船と、誇るべき仮設トイレを世界にアピールするつもりだろうか。
そうだとすると維新の皆さんは誰も嘘をついていないことになるが、世界中で笑い者になることだけは確かだろう。
(写真はTBSテレビのもの)
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