「こんな時期にこんな所にいるのはケリに違いない」と、見ていても見ていなかったのだが、何となく「こんな季節に幼鳥でもあるまいに小さいなあ」と気がついて車を止めたところ、まるで鴫(しぎ)の一種のよう。
これは珍しい鳥かも・・と家から双眼鏡を持っていったら、飛んでいる時の羽の上部も白の模様がハッキリしているケリとは違って、黒である。
立っている時の背中が地味な感じのケリよりも、黒緑に輝いている。
そして一番の「ウリ」は頭の長い冠羽が後ろ上方にそれはそれは見事である。
そして、甲高くケリケリケリと飛びながら鳴くケリとは違って、ミューというような声である。
どう考えてもケリとは全く違うのは明らかだ。
そう、それは思いもよらぬタゲリだった。タゲリをタゲリとして見たのは初めてのことだった。ずーっと目の中には入っていたものの・・ああ
ガイドブックを読むと大型のチドリとある。なるほど。同意。
続いて、「冠羽、白と黒の体等で混同する鳥はいない・・・」とある。
ええっ! それを家から1キロほどの地で、混同というかウォッチングできないでいたのだから全くお恥ずかしい。
「野鳥」には人生の「ものの見方考え方」を教えられる機会が山とある。
よく言えば「新発見」、普通に言えば「己が無知を思い知らされ続けた」1年だった。
こんなドジ話を読んでいただいた皆様に 『どうか、よいお年を!』
よく言えば「新発見」、普通に言えば「己が無知を思い知らされ続けた」1年だった。
こんなドジ話を読んでいただいた皆様に 『どうか、よいお年を!』