2024年2月9日金曜日

旧正月

   太陽のリズムで二十四節気を決めた上で、その立春から2番目である雨水の直前の朔日(新月)を正月の元日とする太陰太陽暦のいわゆる旧正月はなかなかの知恵だと私は思う。今年は2月10日が元日となる。

 気分的には冬の始まり頃に新年だ!春だ!という現行グレゴリオ暦よりも新春らしい。
 と言っても明治5年から新暦で来た日本ではこれまでほとんどピンとこなかったが、昨今の中国の春節のインバウンドで、テレビニュースにもなり、ある意味脚光を浴びている。
 ちなみに東アジア、東南アジア各国では旧正月の方がより重要な正月行事となっていて、日本は明らかに少数派である。

 余談ながら、ベトナムでは旧正月をテトといい、私などは旧正月というと昨今のインバウンドよりも1968年の『テト攻勢』という言葉が頭をよぎる。成功はしなかったが南ベトナム解放民族戦線がサイゴンのアメリカ大使館内部にまで突入した。

 インバウンドでいえば、専門家はそれが新型コロナ肺炎第10波(新変異株)を強く後押しするだろうと予想している。
 私は来週には奈良公園の旅行コースど真ん中を訪れるので、早々に逃げ帰ろうかと考えている。
 観光業関連の皆さんには申し訳ないが、インバウンドもほどほどで良いと思う。
 京都市内あたりでは土地代も急上昇して元々の住民が「普通の生活」を脅かされている。

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