2020年7月31日金曜日

お化け胡瓜の夏料理

   夏を代表する料理はいろいろあり、先日の土用の丑の日には宣伝広告に踊らされてプチ贅沢をしたが、私は素朴な胡瓜煮も大好きだ。
 太った胡瓜を皮を剥いで干し海老と昆布で煮て餡をかけて冷蔵庫で冷やしたもの。
 食欲不振など別世界になる。

 ただ、この料理はスーパーで売っている胡瓜ではダメで、家庭菜園で供給過剰のため採り遅れて太ったお化け胡瓜でないと上手くない。

 基本は冬瓜のレシピで、小さい頃は何か頼りなくて好きでもない料理だったが、人生の経験を重ねるごとに好きになった。

 また胡瓜の料理?というと、よく漬かった胡瓜の糠漬けをトーストの上に敷き詰めて朝食にしている。朝から「今日も一日がんばろう」という気にさせてくれる。
 塩分の摂りすぎが心配だが、夏は血管が緩んで(降圧剤の服用もあり)血圧も安定気味なので気にせず食べている。
 
   先日の土用の丑の日といえば関西のテレビはどこも京都神光院の「きゅうり封じ(きゅうり加持)」をローカルニュースで報じていた。
 夏の疫鬼を封じ込めた胡瓜は食べずに土に戻すらしいが、何よりも胡瓜には疫鬼を封じ込める力があるらしい。身代わり力といおうか・・。
 一説によると胡瓜の断面が仏教法具の法輪に似ているためというのを読んだことがあるが、この法輪説が納得できるためにはスーパーの胡瓜ではなく、太いお化け胡瓜でなければならない。

1 件のコメント:

  1. 餡かけ胡瓜煮、予想外に孫の凜ちゃんに大好評で、最後のお汁まで平らげたらしく妻が喜んでいる。

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