ただただ穏やかに秋風を待ちたいが、テレビを点けるとICC赤根所長へアメリカが制裁、高市首相がそれにホンキで抗議せずというような益々頭に血が上るようなニュースが続くのでテレビを消す。
そんなときは、偉い先生の高邁なお説などを静かに読みたいと、直木孝次郎の遺稿などを捲ってみたが、大先生はコラムにしても現実から逃げていないのに大いに反省。
そのコラム『終戦時の混乱の一つ』の要旨は次のようなものだった。
終戦から70年余りたった2016年、朝日歌壇永田和宏選、古川利意作、
睾丸を抜かるる前にと吾を誘う娼婦のありぬ敗戦の夜
終戦時、直木孝次郎は海軍中尉であった。当時の風説では将校は去勢されてニューギニアで強制労働ということで、まさかと思いつつもそういう不安も事実であった。
古川氏の歌を讃んで、終戦時の混乱を思い起こし、感無量である・・というコラムだった。
なお終戦以前には4千名を超える「特攻」の死者がいた。
穏やかな読書の日となるはずだったのに考えさせられることが増えた。
昨今の内閣の危うさを思いながら、直木孝次郎の歌一首をもって記事を閉じる。
大国のうしろにつけば安全かおまえ前へ行けといわれたらどうする
氏の2015年7月12日の作である。その7月15日には戦争法案が衆院特別委で採択されている。






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