何年か前までは、「二十四節気・七十二候は古代中国前漢の思想の輸入であるから日本の季節感とはマッチしない」と言われていたが、気候変動が古代中国の思想に歩み寄ってか追いついてか、近頃の5月は「文句なく夏」になってきた。四季の国が二季の国と揶揄されてからも久しい。
歳のせいかわが家ではこの頃は洋菓子よりも和菓子を買う機会が大幅に増えた。だいたい和菓子や餡子は若い頃にはそんなに好きではなかった。その和菓子で夏に相応しいものというと「葛餅」だと思う。ただ正確には、私の思っているものは「葛饅頭」らしい。
その葛餅(葛饅頭)、大型スーパーではあまり見かけず、代わりに「水まんじゅう」なるものが並べられている。
その違いはあまり解らないままだが、近くの大型スーパーで見るまでは「水まんじゅう」という言葉さえ知らなかった。その後大垣の名産だとテレビ番組などで知ったが、このスーパー、良く言えば全国の名産を教えてくれるが、悪くいえば関西の文化を軽視しているようでいささか不満がある。
まあ、名前はどうでもよい。そんな和菓子が食べたい日が多くなった。



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