29日に、わがブログ読者のKさんから次のとおり「井戸を掘った人を忘れない」という原稿を投稿していただいたので感謝してご紹介させていただく。ありがとうございます。
意味としては「井戸の水を飲む際には井戸を掘った人の苦労を思え」ということです。
今回の総選挙ではまさしく共産党が井戸を掘った人であるにもかかわらず、『芳野連合会長は、連合が支援した立憲民主党が公示前の98議席から148議席、国民民主党が4倍の28議席にそれぞれ大幅増となったことに対し、「共産党と候補者調整をしたり、共に闘ったりした(過去の選挙の)結果を見ると、共闘しなくてもやはり勝てる」「連合としては共産党との関係(解消)の考え方を立憲に説明し、理解をいただいている中での今回の結果だ。それはもう明らかになったのではないか」と持論を展開した。
「共産党と共闘しなくても勝てる」。筋金入りの共産党嫌いで知られる芳野氏。衆院選の結果について連合が立憲や国民を後押しした“手柄”のように満足げに振り返っていたのだが、果たしてそうなのか。
■共産党のおぜん立てが無くして立憲や国民の大幅議席増はなし。
自民惨敗の最大の理由は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件だ。
芳野氏が大嫌いな共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が2022年11月にスクープを放ち、神戸学院大学の上脇博之教授(66)が派閥の政治資金収支報告書などを調べて検察に告発したのがきっかけ。同紙はさらに選挙終盤、自民党が裏金事件を理由に非公認とした候補にも2000万円を振り込んでいた事実を報じ、これが有権者の投票行動を大きく動かしたと言っていいだろう。
つまり、共産党のおぜん立てが無ければ立憲や国民がこれほど大幅に議席を増やせたのかは分からない。
このため、SNS上でも芳野氏の発言に対して、こんな批判的な声が上がっている。
《勝因は赤旗の2000万円スクープ。共産の手柄であり、立憲も国民もその恩恵を受けただけ。ましてや連合など何もしていないよ》
《芳野会長が嫌いな共産が間違いなく衆院選のMVPです》
《共産と共闘しなくても勝てる?何という勘違い。立憲や国民は「ごっつあん」「棚ボタ」だろ》」 と日刊ゲンダイは伝えている。』
まさしくこれが国民の多くの声なのである。立憲や国民の議席増は地道でひたむきな人の好い日本共産党を踏み台にしただけではないでしょうか。
Kさん投稿ありがとうございます。
返信削除共産党側から見れば自分が起こした波によう乗り切れなかったということでしょうか。その差はSNSの活用だと私は思います。
ワンフレーズの宣伝力で政治が決まるのは良いとは思いませんが、外から負け犬の遠吠えをしていても解決しません。
理性的で魅力的な宣伝力に努力しようと言いたいところです。
Mさんからは「新しい文化」を作り上げようとメールがありました。そういう前向きの姿勢が大切ですね。
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
Kさんの投稿もいいですね。同感です。
返信削除もちろん貴殿の鋭く深い分析力に、いつも感心しています。