2024年10月10日木曜日

奈良は恋の季節

    奈良に出たときはできるだけ東大寺の大仏殿に寄るようにしている。
 
 大層な理由はないが、まるで海外旅行をしているようで楽しい。
 特に大仏殿の中の柱くぐりが賑やかなのが良い。
 宗教空間(施設)の中でこんなに笑ってよいものだろうかと反省しつつ爆笑している。
 特に外国人のチャレンジ精神には感心する。
 その一方、遠足の日本人男子小学生、「バンザイで突っ込め」と私がアドバイスしても、ほんの少しつっかえた感じがしたのだろうか「だめだ」と言ってリタイヤする児のなんと多いことか。私に言わせればスカスカなのにである。
 
 知らないオッサンのアドバイスなんか信じられるか!ということかもしれないが、私にはスベカラク失敗を恐れる習い性に見える。
 日頃から親や先生から失敗を指摘され叱られ続けているのではあるまいか。
 日本の未来はどうなる。

 オッサンのアドバイスを信じてみよう、つっかえたら最後は誰かが助けてくれるとなぜ思わないのだろう。
 それに、少しつっかえてもがくのが恥ずかしいのかもしれない。
 それに比べて外国人の見事なもがきようはどうだ。

 前言撤回ばかりの首相に怒りも少ない、この国の活力の低下とダブってみるのは言い過ぎだろうか。
 大仏殿の外では、恋の季節が始まり、雄鹿どうしがバトルを始めていた。
 児童諸君、そのファイト、見習ってね。

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