2024年10月14日月曜日

狗尾草(エノコログサ)

    漢字だと狗(いぬ)が出てくるが別名「猫じゃらし」というのも面白い。
 そもそも粟(あわ)の原種らしいから、これは食べてみない手はない。
 そこで穂先をしごいて収穫したがこれは少し失敗で、穂の産毛のようなものが大量についてきた。
 そこでザルを使って実(種)だけを選別したが、最初から穂のまま採ってきて割り箸あたりで実だけしごき採る方が良いようだ。
 それでもついてきた産毛は息で吹き飛ばして脱穀は終了、簡単な作業である。

    今回は「どんな味か」のテストであるから、それをそのまま胡麻煎り器で少し煎ってみた。
 部屋中に香ばしい香りが広がった。
 籾というか殻は特に取らなかったが、小さいものだから全く気にならない。
 旨いか不味いかというと、私は旨い方に手を挙げる。
 お腹が膨れるほどの主食というのでなく、副食の味付けなどではけっこう使えそうな気がする。

    例の日向沖地震では「コメ不足だ買いだめだ」という騒ぎがあったが、エノコログサ、飢饉の折には食用にしたらしいから、「雑草だ」などと目の敵にせず、そっと置いておくというのは如何。

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