「大阪の夏祭りは愛染さんに始まって、天神祭りを挟んで住吉さんに終わる」というその愛染さんである。少し惜しかったが仕方がない。
さて愛染明王だが、以前に東大寺で愛染明王像を見たときに、「不動明王像とどこが違うのですか」と尋ねたことがあったが、結局よくわからなかった。
というのも、小説や映画の『愛染かつら』の漠とした「恋愛の神様」というイメージと大いに異なった忿怒像であったからである。
その映画『愛染かつら』だが、NHKのEテレの幼児向け番組に『にほんごであそぼ』というのがあり、そこで、〽花も嵐も踏み越えて~ という主題歌「旅の夜風」の歌詞の朗読があり、幼児番組でこれは何???と驚いた。
それに、これだけではなく、〽命短し恋せよ乙女 というゴンドラの唄もあった。
ところが、祖父ちゃんの驚きはよそに、すぐに孫の凜ちゃんが「それが男の生きる道 カア~(ホロホロ鳥ではなくカラスの声)」と覚えたので、Eテレのスタッフの深いセンスに脱帽した。
そうだ、年齢や体調や困難を前に言い訳みたいなことを言っても面白くない。花も嵐も踏み越えて、行くが男の生きる道 カア~ だ。
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