2024年10月23日水曜日

裏金の支出が問題

    「裏金とは脱税だ」と大きな声で語っている候補者がテレビに映っていた。 
 わかりやすく国民に訴えようとしての演説だとは思うが、私は「何か的外れ」という感じを受けた。
 たしかに、なけなしの給料からも、わずかな買い物からも、びっしり税金を取られている庶民感覚からすると、「怪しからん」という感情に訴えているのだろうが、私は、巨額の脱税にも腹は立つが、その「闇に消えた使い道」の方が気にかかるのだ。
 当然、収入が真っ黒なのだから支出はもっと真っ黒に違いない。その本質は選挙の買収資金だろう。広島の河合夫妻の買収事件を想起する。あの事件も、巨費を渡して、河合夫妻を操って買収選挙を指示した黒幕は明らかにされずじまいだった。

    選挙にまつわる買収。それは民主主義の根幹を腐らせる。
 社会の土台には経済がある。その経済つまり金の流れが腐れば社会が腐る。
 自民党ですらが「公認」できない裏金議員を公明党が推薦している。その裏金の親玉みたいな人物を維新の顔だった松井一郎が応援している。何か有権者の良識、有権者の清潔度が問われているようだ。

 「そんなことは許されない」と調査し追及して取り組んできたのが共産党だ。
 立憲民主党も、国民民主党も、いわんや維新の党が国会に議席を持っていても政治改革の根本的な提起は何もできてこなかった。これが事実だ。
 何もできてこなかった野党や「ゆ」党が伸びても大きな期待は望めない。それよりも一騎当千の共産党を一人でも二人でも増やすことだ。沖縄1区の赤嶺政賢を落とさないことだ。
 どうかそのことをお知り合いに広げてください。

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