報道されているとおり、イランがイスラエルへ弾道ミサイルを180発超発射し、米軍艦艇も含むイスラエル軍が迎撃ミサイルを発射したにもかかわらず、米CNNテレビが実況していたとおり、何発かは確実にイスラエルの地上に到達して爆発した。
今回のイランのミサイル攻撃はある意味「通告済み」であった。それに対してアメリカとイスラエルはともに軍事超大国であるが、それでも完全には迎撃できないという現実が明白になって私は背筋が冷たくなった。
何を言いたいかといえば日本のことである。
日本では莫大な予算を使って「ミサイル迎撃態勢」をつくるといっているが、正直なところ「それは無理」だということが明らかになったと私は考える。完全に迎撃することはできない。あのアメリカとイスラエルにしてもできなかった。
そこが日本の原発であることを私は想像する。
原子炉でなくても電源や冷却水が止まればそれは核爆弾だ。
ならばどうするか。結局、憲法9条を持つ国としての外交以外にはないのではないか。
「軍拡よりも外交」だ。
ロシアとウクライナを見ていても、NATOの主要国を横に置いておいて、国内政治にいろいろ問題があっても、トルコのエルドアン大統領の外交は注目されている。
イスラエルではナフタリ・ベネット元首相が「イランの核施設への攻撃」を強く呼びかけている。
威嚇を超えて、ミスも含めて核爆発の脅威がイランでもイスラエルでも強まっている。
ほんとうに「軍事同盟による平和」という神話から目を覚まさないと取り返しがつかなくならないか。
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