2025年10月17日金曜日

椋鳥の出勤

作詞 門倉 訣  作曲 関 忠亮   の『桑畑』という名曲がある。          
    桑畑の しげる葉は
  亡き母の 背におわれ 苗植えた 昔から
  とぶ鳥さえ なじんでたが
2 桑畑は 今荒れて
  爆音は ワラ屋根に さける程 たたきつけ
  桑畑は 吹きさらし
    桑畑は 握りこぶし
  振り上げて ならび起ち 畑守る この私と
  芽ぐむ春を もとめうたう
    春になったら 枝を刈り
  かおる葉を カゴにつもう むく鳥よ 高く舞い
  このよろこび 告げてくれ

・・この歌を先に知っていたものだから、4番にあるムクドリには何となく好意を持っていた。
 ところがこの鳥は秋になると大集団をつくり、かえって天敵の少ない都会の駅前広場の街路樹などを塒(ねぐら)にする。
 何十年も前、枚方市内に通勤していたときには駅に近い遊歩道がねぐらになり、糞公害と騒音?で大問題になっていた中を通勤した。

 先日の早朝、わが家の周辺が突然騒がしくなった。「ムクドリだ」と思ってベランダに出ると、わが家周辺の電線に、千羽を超える大集団が朝の「出勤」の一時休憩に留まっていた。
 駅周辺の街路樹を飛び立ち、田畑へでも向かうのだろうが、千羽を超える集団はもう可愛げも何もない。
 愛鳥家である私だが、布団叩きでバン!と鳴らした。
 相手さんは「何を!爺さん一人が!」と近くの電線に引っ越した。ご近所には申し訳ないことをした。

1 件のコメント:

  1. 「桑畑」の名曲で一言 作曲されたのは1956年私が小学2年生の時だったらしい。その間何も知らずに勉強にも励むこともなく、高校2年生になり、堺の地域にある青年サークル「不死鳥」に屯していた。そのころ姉ちゃん的な女性たちから、砂川闘争の歴史や「桑畑」を歌唱指導してもらった。好きなメロディでした。60年ぐらい前かぁ 遥かな想い出や 孤高岳人

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