2025年10月3日金曜日

秋の行楽の第1弾

    朝の空気が「秋だ!」と叫んだので、春ごろからズーっと籠っていた家を出て秋の行楽気分を味わいに外出した。
 長い間ドライブらしいこともしていなかったので、運転感覚や高速道路感覚を思い出そうと、滋賀県にある叶匠寿庵寿長生の郷を訪れた。
 ついでに、瀬田の唐橋近くの御霊神社に寄り、「壬申の乱 勢多橋の戦跡碑」※を妻たちに説明した。石山寺は山門前で頭を下げてきた。
 寿長生の郷は自然のままの野草等が美しく、そういう季節を表現した和菓子もけっこうでした。
 見事な青柿を模した生菓子?がリアルすぎたので店員さんにそれを誉めたら、「それはホンモノの柿を飾っているのです」と答えられた。
 秋の行楽の第1弾。よかった。

   ※ 1353年前の672年(天武元年)722日、近江大津宮の大友皇子と後の天武天皇が対決した古代史最大の内乱、壬申の乱で、両軍が雌雄を決した『勢多橋の戦い』があった。結果は天武軍の勝利に終わり、大友皇子は翌日自害した。
 ところが、日本史の中でも特筆される歴史的な土地(橋)であるにもかかわらず、そのことを偲ぶ記念碑等が全くなく、歴史を学ぶ人々の間では静かな不満があった。
   そういう声に応えて、歴史学者小笠原好彦先生に学ぶ近江や奈良の有志があい寄り、『壬申の乱 勢多橋の戦い跡』の石碑を建てようということで、勢多橋のふもと近くの御霊神社境内に建立することとなり、石碑の裏側には建立者の氏名の内の一人として私の名前も刻まれた。石碑であるから、よほどのことがない限り何百年以上は残ることだろう。
 願わくは、孫や曾孫やその孫が、こんな祖父ちゃんが居たということで、何らかの勉学の励みになってくれたらうれしい。(昨年7月23日のブログ記事から)

0 件のコメント:

コメントを投稿