実際の植木屋の店に展示されている庭木は種類も数も限られているから、ネットで探すのは非常に効率が良い。
一方で、庭木を簡単な説明文だけで購入するのは危なくないかという心配もあるが、普通には植替えは冬季(落葉期)がよいから、それで冬季に購入して見たら、実際の花の色や紅葉の具合が予想と違うということも少なからずあるから、リスクといえばまあまあ同じだと思う。
今回購入したのはカリカンサスのハートレッジワインで、樹高約1m。ほんとうは、上手く根付いて花が咲くまでにいろいろ想像しているときが一番楽しい。
それに私も歳をとってきたから、この木が大きく成長した姿は実際には見ることができないかもしれないが、昔、アファンの森をコツコツと造っていた故CWニコル氏の話を聞いたとき、「森の完成した姿を貴方は見ることができないのではないか」というシビアな質問に、「私には成長した森を想像することができる」と語られたことに感動したことを思い出す。
近頃は「終活」という言葉が肯定的に語られたりするが、私はあまり惹かれない。
私がいてもいなくても、そんな5年後10年後の樹木を想像しながら植えたり伐ったりしているのは楽しいものだ。
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