家の外に向けて植わっていたので気が付かなかったが、ニオイバンマツリがわが家でも咲いていた。呑気なものである。
ニオイバンマツリは漢字では「匂蕃茉莉」と書き、 匂(香り)のある、蕃(外国)の、茉莉(ジャスミン類)だが、正確にはジャスミン(茉莉花)ではない。でも、それほど匂うということだ。
わが家のニオイバンマツリはいつ植えたのか記憶がボケている。というのも、ニオイバンマツリは耐寒性が弱く、何回も霜や雪にやられて枯れ死寸前になり、もうダメかと思っていると何回も細々とまた生き返って今日に至っている。
過ぎた今年の冬も雪にやられて花も「溢れる様に」とは言えない。
そんなもので、璉珹寺で「冬はどうされているのか」と尋ねたところ、一面に防霜ネットを被せているそうだった。
現在わが家ではネット代わりのベニカナメの生垣の中に植えているが、これでは不十分だし、当然に生垣より大きくはならない。次の冬の作戦(仕事)がまた増えた。
ニオイバンマツリもそうだが、ジャスミンも今が開花期で、知らない道を歩いていたりするとどこからか匂ってきて、ああ5月だなあと思うことがある。
その程度に仄かに漂ってくる程度が一番で、過ぎると香りというよりも臭気になる。
それに、この種の匂いを官能的だと思うのは私だけだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿