2023年5月23日火曜日

追悼の吟詠

   昨日書いた「偲ぶ会」でTさんが、祭壇の彼に向いて追悼の吟詠を行ってくれた。
 

 最初のは、安達漢城作『追悼の詞(し)』

 人生は夢の如く 亦(また)烟(けむり)の若(ごと)し
 君逝(ゆ)いて 茫茫(ぼうぼう)転(うたた)暗然(あんぜん)
 髣髴(ほうふつ)たる温容(おんよう) 呼べども答えず
 大空(たいくう)漠漠(ばくばく) 恨み綿綿(めんめん)

  人生は夢のごとく、また煙のごとくはかない。君が去ってこの世は朧に実体を失い、ますます暗く、あの温顔はいくら叫んでももう帰らない。大空には恨みの涙だけが延々と満ちていく。

 二つ目は昨日のブログ記事に紹介したTさん自作の追悼俳句。

  道標の文字の掠れや道をしへ

 コメントは昨日の記事のとおり(読み返してほしい)。

 下記の動画に画像はない。吟詠のみ。



   Tさんは詩吟の全国大会で優勝の実績あり。
   俳句も各方面で入選多々。  
   無芸大食の身は、ただただ感心!  

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