2023年5月30日火曜日

昭和歌謡

   先日の『退職者を送る夕べ』の感想をいただいたところ、「半世紀も前の歌を聴いた」という、大いに驚いたらしい文言があった。
 我々が「最近の歌は心に響かん」などというように、昨今の退職者からすればその話をひっくり返してナツメロもええとこだろう。しかしそれは百も承知の選曲で、若い?会員が次の歌集を作るべきだと思っている。
 
 私は老人ホームのボランティアで音楽療法なるものに接してきた際、「そんな童謡や唱歌でなく入居者の壮年時代の流行歌をやってくれ」と言ったものだが、私の作った歌集もそれに似た印象なのだろう。
 確かに遠藤実作曲舟木一夫というのもあるが全てが半世紀前という訳でもない。それにBSなどでは昭和歌謡は若い人たちにも流行っているぞ。

 「うたごえは平和の力」と言っていた人々がゲスト然としておさまっている中、それでも大合唱ができている我が会の積み重ねは素晴らしくないかと自画自賛。これも半分馬鹿にされながらも『継続』してきた結果だ。

 民主的老年同盟の合言葉は「請われれば一差し舞え」である。
 芭蕉の俳句の到達点は「軽み」とも聞いた。
 男芸者になれとは言わないが、ゲストでないホストはホストらしく「軽く」なることがいろんな社会活動での老人の心得だと思う。
 退職後も管理職みたいな顔をしている老人程扱いにくいものはない。これは自省である。

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