かつて標準的であった五号活字の本文の振り仮名に使用されていたのがサイズの小さい七号活字で、イギリスで活字の大きさを宝石名で呼んでいたときの「ルビー」の大きさに近かったため「ルビ」と呼ばれることとなったとか。
戦前から日本人の識字率が高かったのは、子どもたちがルビ付きの立川文庫で猿飛佐助などを読んでいたからだという文を読んだことがあるが、大いに納得した。
新聞も含めて戦前の文章にはルビが普通に見られたが、どういうわけか戦後はルビが少なくなった。私はルビ賛成派だ。
ただ近頃は、七号なのかルビーなのかは確かめていないが、あの小さな文字が読めなくなって困っている。
そこで私自身このブログ記事などでは漢字のすぐ下(横書きはすぐ右)に()としてルビを入れているが、実際、ルビなのか注記や言い換えなのか判りにくいという難点がある。だいたいがGoogleのBloggerで作っているこのブログ記事には振り仮名の設定すらない。
しかし、ルビなのか注記や言い換えなのかはほとんどの場合常識的レベルで判断できるから、本文の少し珍しい漢字の下(右横)には()をつけてルビを入れてほしいと願っている。若い人の人名などは絶対にそうしてほしい。
ルールどおりの小文字では小さすぎて読むのに苦労する。高齢者の切実な声である。賛同者はおられませんか?

賛同します。
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