2022年6月16日木曜日

合歓の花 大木には似合わない

   梅雨空にアンマッチなり合歓の花

 どうでもよいような荒地のあんな大木の上の方に、まるで小人たちが踊っているような可憐な花。そのアンマッチが刺激的である。
 その花が、房ぐちふわふわと周囲に降り注ぐ。絵本の世界である。

 象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉 は、あまりに有名。
 上沼恵美子さんの夫君が奥の細道をたどる旅に出たとか。
 
 歌枕という言葉もある。梅雨の象潟を眺めたい気分になる曇りの日。

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