「白ロシア」のことは以前に書いたが、復習のために振り返えって、少しWikipediaをつまむと・・、「ベラルーシ」の国名の由来は正確には明らかではないらしいが、有力な一説は、ルーシと呼ばれていた地域と人々が、13世紀から16世紀にかけてモンゴルの支配を受けた(「タタールのくびき」と呼ばれる)その際、モンゴル人が中国から学んだ文化である「方角を色で呼ぶ方法(五行思想)」をルーシに持ち込んだため、「赤ルーシ」(南部ルーシすなわち現在のウクライナ西部)、「白ルーシ」(西部ルーシすなわち現在のベラルーシ)、「黒ルーシ」(北部ルーシすなわち現在のモスクワ周辺)という名称が生まれ、そのうちの白ルーシ(ベラルーシ)が国名として残ったと言われている。
日本では以前は「白ロシア(白露西亜)」と言っていた。
「白系ロシア人」とは関係ない。
ちなみに陰陽五行説では、北が玄(黒)で玄武で冬。東が青で龍(青龍)で春(ex青春)。南が朱(赤)で朱鳥(朱雀)で夏(朱夏)。西が白で虎(白虎)で秋(ex北原白秋)。
私はこの説に説得力を感じている。そして、とてつもなく遠くまで文化の伝搬したユーラシア大陸の歴史のダンナミズムに感動さえ覚える。多くの場合、それは戦争、侵略によってなされたものではあるのだが。
さて、イマジンを意訳すると、「宇宙ステーションから地球を見る(鳥瞰する)と、どこにも国境なんてないさ」ということになるが、そういう鳥の目を持たずとも、ベラルーシのルカシェンコ大統領は全くプーチンの「子分」に見えるがどうだろう(見た目だけはプーチンの何倍もよい恰幅だが)。
「人の振り見て我が振り直せ」という箴言があるが、大切なことは、「ルカシェンコはプーチンのポチだ」と軽蔑するだけでなく、わが身の回りの同種の事態を見過ごしていないかと自省することではないだろうか。
イマジンつまり「想像してご覧」に沿って鳥瞰するならば、わが日本の首相は全くの「アメリカの子分」でしかないと世界中から見えていることだろう。
事実、これほどの激動の時代にあって、国際社会での日本の為政者のいろんな意味での「軽さ」は目を覆うばかりでないだろうか。
重ねて言うが、ルカシェンコの言動に軽蔑を込めた不快感を感じたならば、その鳥の目で我が国の為政者たちがどう見えるかを想像しなければならない。
軍事費の増額ということはほんとうに防衛のためではなく、ただただアメリカにお金を貢ぐということと同義語となっている。内田樹氏などは「現代日本人に必要なのは常識力だ」と述べられている。
もう一度言う。「人の振り見て我が振り直せ」。
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