夏の夕方居酒屋に飛び込んで一杯という時によく聞く言葉に「キンキンに冷えたトマトは一番うまい」という言葉がある。
「同じような場面でいつも決まって用いられる語句」のことを常套句というが、「冷えたトマト」は常套句の代表かも知れない。
「同じような場面でいつも決まって用いられる語句」のことを常套句というが、「冷えたトマト」は常套句の代表かも知れない。
この言葉、否定はしないが、真夏の午後あたり、もぎたてのポカポカに温まったトマトは「キンキン」に勝るとも劣らない。普通に「冷たくない」のではなく、文句なく温かい、ギラギラの太陽を齧っている感じがする。もぎってすぐ、手で埃を払って即くちに放り込む。
温めたレシピの話ではない。
温かいトマトバンザイ!
この頃はトマト嫌いの子というのもあまり聞かなくなったが、昔は「トマトは青臭い」という声も聞くことがあった。
その伝でいくと温かいトマトなんて論外と想像される方もいるかもしれないが、ちょっと待て! それは太陽の味なのだ。

こういうのを”贅沢”と言ってほしい。
返信削除同感です。
返信削除