当たり前のことだが新発見は観察から生まれる。観察は興味から生まれる。興味がなければ見えているものも全く見えない。
孫の夏ちゃんがお母さんのスマホを使って「こんなテントウムシを見つけたけど」「名前は何?」と私に尋ねてきた。
早速昆虫図鑑やお祖父ちゃん自慢の各種の昆虫の本を繰ってみたが該当する昆虫は見つからない。
インターネットに『テントウムシに似た昆虫』と検索しても解らなかった。
いろいろ、いろいろ検索して諦めかけた頃『ムネアカオオクロテントウ』がヒットした。
台湾や中国南部や東南アジアから最近大阪に来た新しい外来種で、大阪市立自然史博物館が「発見したら報告して欲しい」と要請していた。
ということは、夏ちゃんの発見は学術的に意味のある新発見であった。すばらしい。
「発見場所、日時、発見者の名前、写真を報告しなさいよ」と送ったら、「報告した」というメールが返ってきた。
これも、いろんな虫や花の話を、お祖父ちゃんから聞いていないようで聞いていたから、「これはなんか珍しい!」と注目したのだろう。お祖父ちゃんも嬉しい。
昆虫の新種関連の発見報告なんかお祖父ちゃんもしたことがない。
近頃私を「そこの年寄り!」とまで口答えする孫だがもう脱帽だ。ああ爺ばかだ。
お誕生日のプレゼントに「ゲームソフト」と言うので先日来少々気乗りがしなかったが、こうなったら何でも買ってやろう。
おはようございます。凄い展開でしたね!このおじいちゃん本当に良き教育者ですね。
返信削除感心して読ましてもらい最後に笑ってしまいました。
返信削除本当にすごいことです、発見は「気づき」から生まれます。夏ちゃんの「気づき」は爺ちゃんの
返信削除薫陶のおかげなのでしょうがゲームソフト3本に値しますぞ(笑)。
やっぱり じいちゃんの孫ですね�� なっちゃん すごい! タノモシイo(^-^)o
返信削除コメントをいただいた皆さん、ありがとうございます。夏ちゃんに代わって御礼申し上げます。
返信削除自然史博物館のネット上の分布図に正式に登録されました。
返信削除葛の葉の虫などを食べるそうです。葛はあちこちに広がっています。皆様も観察→発見して報告してみてください。外来種の広がり具合のデータになるようです。