2019年10月3日木曜日

出来合いのハンバーグ

   昨夜初めて「出来合いのハンバーグ」を焼いて食べた。
 まあまあの味だったし、手間暇を考えると反って安いように思った。
 そんなもので、きっとアメリカ産牛肉だろうと想像されるが、まあ先の長くない夫婦二人だけならこれもありかな、しかし孫たちには絶対に手作りでいこう、と二人で話し合った。

 そのアメリカ産牛肉だが、925日の日米首脳会談で現行の関税38.5%2033年には9%まで引き下げられることになった。
 トランプはテンガロンハットのカウボーイたち(全米牛肉協会のボスたち)に向かって勝利宣言をしたが、安倍晋三はウィンウィンだと言った。ボカボカに殴られた後で「これぐらいにしといたら」と負け惜しみを言う新喜劇を見ているようだった。

 食後、ネットを開けたら「女性自身」の記事が目についた。
 タイトルは「EUでは輸入禁止、米国産「ホルモン牛」に発がんリスクの危険」であった。
かいつまむと次のようなものだ。
1950年代から、米国のほとんどの肉牛にエストロゲンなどのホルモン剤が投与されている。これらのホルモンが、牛肉に残留していた場合、発がん性が懸念される。とくにエストロゲンの一種、エストラジオールの発がん性については、乳がん、子宮内膜がん、卵巣がんのリスクを上昇させることが、疫学的に証明されている。■

■米国ではじつに90%以上の肉牛に肥育ホルモン剤と呼ばれるホルモンが投与されている。この薬剤を使うと牛は早く太り、普通に飼育した牛よりも数カ月も早く出荷できる。肥育ホルモン剤は日本国内で育てられる肉牛には使用されていないが、これを使用した牛肉はすでに米国内から輸入されており、市場に多く出回っている。

■EUでは、“米国産ホルモン牛”の輸入を禁止してから7年で、EU内で乳がんの死亡率が、多い国では45%減ったという研究報告が学会誌に出たこともある(アイスランドはマイナス44.5%、イングランド・ウェールズはマイナス34.9%、スペインはマイナス26.8%、ノルウェーはマイナス24.3%)。■

■’09年、日本癌治療学会で「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性癌発生増加の関連」という研究発表が話題になった。市販の和牛と米国産牛のエストロゲン残留濃度を計測して比較。その結果、赤身部分で米国産牛肉は和牛の600倍、脂身では140倍のエストロゲンが残留していることがわかったのだ。■

 読めば牛肉だけの問題ではなさそうだ。アメリカ産の乳製品も危ない。
 「老夫婦だけなら」と話し合った合意事項は撤回だ。

1 件のコメント:

  1. 近頃、コンビニの総菜コーナーにはさまざまな惣菜がパックに入って並んでいるらしい。以前、コンビニの「アジの身ほぐし弁当」というのにハマったことがあります。
    私の好きな宮崎名物の「冷や汁」を作るときに便利なのでよく利用しました。ある時、主治医に「この頃のコンビニ弁当は侮れませんヨ、安いし旨い!」と話したら、「旨いの元は塩ですよ」と釘をさされた。「水は低きに流れ、人は易きに流れる」ということわざを思い出しました。

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