2019年10月10日木曜日

大嘗宮跡を実見してきた

神社本庁リーフ「御代替り」の一部
   まもなく新天皇の即位の儀式が行われ、来月には大嘗祭(だいじょうさい)が行われる。
 とくに大嘗祭は、神社本庁のリーフレットの言葉を借りれば「御一代一度の重儀」で「数ある祭祀の中で最高の重儀」である。

 そんなもので過日私は平城宮を訪れ、元正、聖武、淳仁、光仁、桓武各天皇が執り行った大嘗宮跡、そして、その5人の天皇に関わる大嘗宮跡よりは少し東側の称徳天皇の大嘗宮跡を実地に確認してきた。

 ああ、あのあたりに悠紀殿があり主基殿が建てられたのか、そして廻立殿が・・・、そして、御湯殿が、寝所に真床追衾が・・と、バーチャルリアリティーの眼鏡を見ているようにイメージがはっきりと理解できた。

 大嘗祭は国事行為ではない皇室の行事とされている。そして、天皇もわれわれ国民も新憲法の下で暮らしている。
 故に、皇室内の秘儀、宗教行事であっても、現憲法にふさわしい簡素化や改革が図られてもいいのではないだろうか。
 儀式を否定するつもりはさらさらないが、やたら荘厳な儀式で権威づけようとする国家は後進国だと私は思う。
 リベラルと自称される人々も、もっと天皇の制度や儀式について自由に語る方がよい。
 決まり文句でもって「論外だ」という風に語らないならば、結局歴史修正主義者の思う壺にならないか。
 下記の記事も再度参考にしてほしい。
 アドレス部分を左クリックで反転させて右クリックすれば簡単に「移動」できる。結構おもしろい記事を書いたつもりだ。

 2018年12月1日に「大嘗祭の報道」
https://yamashirokihachi.blogspot.com/2018/12/blog-post_1.html

 2018年12月6日に「再び大嘗祭について」
https://yamashirokihachi.blogspot.com/2018/12/blog-post_6.html

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