去年の10月24日にこのブログに書いたが、JPCZとは、Japan sea Polar airmass Convergence Zone 日本海寒帯気団収束帯というものらしいが、自分自身の勉強のために、坪木和久著『天気のからくり』にそっておさらいをしておく。
🔳 冬季、発達した低気圧が日本の東に進み、大陸上に高気圧が発達すると、西高東低の気圧配置となり、大陸から季節風の寒気の吹き出しが起こる。
このとき日本海上には朝鮮半島の付け根から北陸地方に延びる、ひときわ太い帯状の雲が気象衛星から見られる。これがJPCZに伴う帯状雲で、通常の雪雲の高さならたかだか3㎞ぐらいだが、この帯状雲は5~6㎞にまで達することがあり、線状降水帯と同じような積乱雲が列を成して次々と上陸してくるので強い雪が長く続く。雷も?
問題?はなぜそういうものができるかということだが、それは朝鮮半島の付け根付近にある白頭山(標高2744ⅿ)を主峰とする、全体では九州と同じぐらいの大きさの大規模な山岳(長白山脈)だ。
厳冬期の大陸の寒気は日本海上に水のように流れ出すが、寒気は重いので白頭山を乗り越えることができず、東と西に分かれて流れ出し、風下側の日本海上でぶつかり合うことでJPCZが形成される。
さらにJPCZには直径が数十㎞(ときには直径数百㎞)の渦が発生することがあり、単独、または数個の渦列で、上陸地点に大雪と突風をもたらす。雷も?🔳
世界的にも有名な日本の大雪の故郷が、実は中国国境の北朝鮮の白頭山だったというのには驚くが、冷静に考えれば、気候も環境もそして文化も、近隣諸国と無関係に孤立しているわけではない。
空から地球を眺めれば、国境などないとジョン・レノンは歌い上げた。大切な視点と言えよう。

0 件のコメント:
コメントを投稿