2026年1月27日火曜日

日曜の朝

    25日の朝日歌壇、永田和宏選の10首中の前の5首。

 逆回転はじめた地球 気がつけば帝国主義の時代の真中 (町田市)村田知子
 最果てのグリーンランドを三度撫でやおら地球儀机にもどす (豊川市)河合正秀
 危ないと感じてるなら黙らずに声をあげねば戦前になる (加須市)坂入やすのり
 おだやかに笑みつつ事は進捗し防衛予算も確保されたり (加東市)藤原明
 まつりさんは命を絶った働いて働いて働いて働いて (高岡市)池田典恵

 永田和宏選者の【評】世界は帝国主義の時代に逆戻りという感が強いが(村田)、特にトランプによる傍若無人の発言にはあきれる他はない(河合)、こんな事態に声をあげなければ戦前になるとも思うし(坂入)、既に防衛予算の拡大に現れてもいる(藤原)。

 日曜日の朝、短詩の持つエネルギーに首を垂れた。
 同じようなテーマの感慨は私も一時は抱いたが、それを短詩に結晶させるほどのセンスも技量もなく、ただただ感心するだけだった。
 ただし、それを「別世界だ」「無理だ」で終わらせればすべては終わる。
 笑われてもよいから自分も挑戦してみるかの無茶も必要。
 短詩ではないが、先日発行した新聞の「コラムもどき」はおおむね高評価。
 お説教の匂いのする文章は好かれない。

 それはさておき、NHK Eテレの幼児向け番組に「にほんごであそぼ」というのがある。幼児向け番組である。
 そこでいろんな名文句が紹介されたりするのだが、ある日のそれは「ゴンドラの唄」であった。
   いのち短し 恋せよ乙女
   紅き唇 あせぬ間に
   熱き血潮の 冷えぬ間に
   明日の月日は ないものを
 乙女とは対極に位置する爺いだが感動した。
 短期決戦、頑張りたい。

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