現職の頃、約束手形を預かる仕事もあった。その中にはジャンプといって期日を伸ばしてくれという申し出に対する仕事もあったし、何よりも半年間ぐらいだったかに2回「不渡」を出すと銀行取引が停止され事実上倒産になり、預かっていた約手はただの紙切れになるからそれなりに大変だった。
そして、現在進行形の選挙の報道や演説を見ていて、何か約手みたいだなあという気分が湧いてきた。
あなたの信じたその手形、ほんとうに信用できますか?と。
各党が「あれもします・これもします」と手形を振り出しているが、選挙が終わればただの紙くずというのを幾たび見てきたことだろう。
そんなとき一番大事なことは、振出人の日頃の誠実さであり実績だと思う。
清潔な政治の第一歩、裏金問題をスクープしたのは共産党。
その前提のような企業団体献金をいっさい手にしていないのは共産党だけ。
税金の分捕りみたいな政党助成金をいっさい拒否しているのは共産党だけ。
「日本国民の金を韓国に移すのは正しい」という統一協会(教会)に徹底して対決してきたのは共産党。
桜を見る会や森友問題をスクープして安倍晋三による政治の私物化を追及したのも共産党。
税制でいえば、応能負担だ、大企業は社会的責任を果たせと主張する共産党。
こういう事実の検証なしに、「この党はこう言ってます」「あの党はああ言ってます」という報道は実に危険だと、手形を扱った経験者は呟くのだが。

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