猩々(しょうじょう)は、能の演目事典から抜粋すると、
🔳 孝行の高風という男、酒を持って潯陽の江のほとりへ行き、猩々が現われるのを待っていたところ、赤い顔、赤い装束の猩々が現われる。猩々は友の高風に逢えた喜びを語り、酒を飲み、浮かれながら舞い謡う。そして心の素直な高風を称え、今までの酒のお礼として、酌めども尽きない酒の泉が湧く壷を贈った上で、酔いのままに臥す。それは高風の夢の中での出来事だったが、酒壷はそのまま残り、高風の家は長く栄えたという。まことにめでたいことだった 🔳
ということで、川の底に棲む妖怪というよりも、福の神のようなもの。
またそこから、猩々とは大酒呑みのことも指す。
(写真はネットにあった岩波美術店のもの)
繰り返すが猩々は妖怪ではなく福の神である。
厳しい気候が続くが皆さまのご健勝を運んできたに違いない。
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