2023年7月25日火曜日

佐藤忠良の「夏」

   駅前に著名な彫刻家・佐藤忠良作「夏」のブロンズ像がある。
 写真は日の出直後に撮影した。

 以前朝日新聞の声欄に「旅行に行ったら同じものがあった」と、まるでこれは偽物ではないかというような投稿があった。

 ブロンズ像という彫刻を知らないからだろうが、それを載せる朝日も朝日だ。
 そんなことを言うと京都国立博物館のロダンの「考える人」もマガイモノになる。

 ブロンズ像は限定した数(複数)作られるのが普通で、そのどれもが「ホンモノ」である。版画も同じ。

 それはさておき、作品名は「夏」。
 早朝散歩で仰ぎ見ると涼しい風を感じる。

 先日チコちゃんで「彫刻にはなぜ裸体が多いか」というのをしていたが、「ギリシャ文化の昔から人間の肉体こそ完成された美だ」「故にギリシャの神々も人間の形をしている」と解説があった。
 「ただ欧米では普通の屋外では女性の裸体は少ないが日本には多い」として「日本では昔から裸に抵抗がなかった」とか解説があったが、戦後平和憲法下のパッション(文化的情熱)ではなかったかと私は思う。

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