2023年7月3日月曜日

ワグネルとダッピ

   囚人たちに「人殺しのために前進し続ければ釈放してやる」「振り向けば射殺する」と言って徴発した囚人部隊などを「民間軍事会社」という。
 兵站を外注するのとは質が違う。
 「戦争にもルールがある」「倫理もある」と100%信じているわけではないが、国家が責任を問われないような裏社会を利用して汚れ役を押しつける。これは人道に反している。

 なんとロシアという奴は・・と言いたいところだが、極東の列島でも同じ発想の政権党がいた。
 
 ツイッターアカウントDappiというのが、執拗に反共攻撃、野党攻撃のために虚偽の情報を流し続けた。2021年10月当時のフォロワー数は約17万人という。
 自民と維新の主張に賛同するツイートを繰り返し、自民や維新の議員がDappiの情報をもとに発言を繰り返した。

 そういう中で、立民党の2人の参議院議員が発信元のワンズクエスト社を特定し、平日の昼間に大量に発信していた事実を把握した。
 そしてこの会社は、自民党から種々の発注を受けていたり、自民党と関係深い人物によって経営されていることがわかった。
 東京地裁でその裁判の被告ワンズクエスト社と社長、専務の本人尋問が26日にあったが、裁判所が開示を命じた投稿者名を隠し通した。
 ということは、自民党との接点がさらに明らかになるからだろうか。

 ワグネルではないが、裏社会の汚れ役を押しつけ、場合によっては自死を選ばせるほど口止めする。極東の列島の国の現代の話である。(写真のイラストはネット上の趣味人倶楽部のもの)

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