2022年7月19日火曜日

軍事力と原発再稼働

   映画監督・脚本家・演出家・ジャーナリストの想田和弘氏の次のフェイスブック記事には肯(うなず)かされた。

🔳 稼働中の原発を「仮想敵国」とやらに攻撃・占拠されたら、一瞬で日本は終わります。

 逆に言うと、岸田首相が再稼働を進めるってことは、「仮想敵国」は実は存在せず、軍事費を倍増するための口実でありギミック(見かけ上の仕掛け)にすぎないということです。

 真剣に国防を考えていたら、原発再稼働はあり得ない。

 もし本気で「仮想敵国」を想定し、本気で脅威を感じているのに原発再稼働を進めるのなら、それは非常に愚かな自殺行為だと言えるでしょう。怖い、怖い、と言いながら急所を差し出しているようなものです。🔳

 フクシマの教訓のひとつは、原発は外から原子炉そのものが攻撃されなくても、制御している機器類、そして実働させている電源(配線)のどこか1箇所にダメージを受けるだけで甚大な被害を生じるということだった。

 核兵器と言わず、通常のミサイルで原発が損傷したら、わが国は一瞬に廃墟となる。
 迎撃ミサイルシステムというのは飛んでくるピストルの弾をピストルの弾で撃ち落とすようなものだし・・、結局ちょっとでも恐怖を想定した場合、先制的に「敵国」の軍事施設プラス作戦指示つまり政治の中枢を壊滅させるほかはない。もちろん、それは瞬時に報復を招くから、建前上の勝敗は別にして、圧倒的な普通の国民が死亡したり負傷したりする。

 NATOには核兵器がある。それでもプーチンを止められなかった。つまり軍事力が抑止力になるというのは虚しい夢だった。
 軍需品はただただ儲かる。昔はそういう勢力を「死の商人」と言った。相田氏の文中の「ギミック」に私は(見かけ上の仕掛け)と追記した。
 霊感商法が話題になっているが、腹の底とは正反対の言葉を巧みに語る者も多い。
 大切なことは、本質を見抜く常識力のような気がする。

1 件のコメント:

  1. 同感です。この方の「軍事国家から侵略を受けたときに、それに対してどう向き合うべきか」(マガジン9)も、もやもやしていたのがすっきりしました。

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