2022年7月2日土曜日

この街に吉兆を

   気象庁が梅雨明けを宣言した。この異例の早さを人間は納得しても、昆虫には通じているだろうか。
 もし通じているとしたら、例年よりも早くわが家の裏のケヤキの街路樹に吉兆虫(タマムシ)が来ることだろう。これは楽しみ・・。

 ただ、卵は枯れ枝あたりに産み付けられ3年程かけて成虫になるといわれるのに昨秋には丸坊主に剪定されたから少し心配だ。

 この街路樹の遊歩道は駅へ向かうある種ひとつのメインストリート(通勤路)だが、皆さんご想像のとおり、樹上のタマムシは99%住民に知られていない。

   考えてみれば大阪市内へは1時間半はかかるから、朝晩通勤に歩いているサラリーマンと昼間のタマムシはすれ違っていて当然だ。

 ならば休日はどうだ、犬の散歩時はどうだ、といっても樹上を眺めながら歩く人もいない。折角のタマムシ、惜しいことだ・・と私は思う。

 経済も政治状況も長期停滞の昨今、少しでも”プチ愉快”な情報を皆さんにお知らせしたい。
 ・・で、作ったのが小さなカード。これを5本の欅(ケヤキ)の木にぶら下げた。中のひとつには、加藤三七子の『叶はざる恋に玉虫似て光る』を紹介した。
 通勤時にでも読んで、「ならば休日の昼にでも探してみるか」となれば嬉しい。
 早速、散歩(ウォーキング)の方が「何々」という体で読んでくれていた。

 見つけた人にはきっと好いことがあるに違いない。

 蛇足ながら、「タマムシは何故光る」という問いに「鳥よけにCDをぶら下げるように、鳥があの光沢を嫌がるから」というのを読んだことがあるが、私は飛んでるタマムシをカラスが見事に咥えて食べたのを目撃している。自然界は不思議がいっぱいだ。

 吉兆はタマムシ頼みでなく、共産党への一票(2票)で! との正論は暫し横に置いておいて、ここは単純に笑っていただければ幸いです。笑顔と楽しい話題は広がります。

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