2022年7月1日金曜日

夏越の祓

   水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶと言ふなり

 夏越の祓(なごしのはらえ)で茅の輪を潜るとき、この古歌を詠いながら8の字を書いて回る。
 悪疫退散で長寿を願うのは誰もの願いである。

 そんな折、自民党の茂木幹事長は「消費税を下げろというなら年金を3割削減しなければならないよ」と公然と発言した。
 岸田首相は首相で「消費税は社会保障の財源だから減税できない」とも。
 しかし、消費税が導入されて33年。消費税は476兆円。日本は立派な福祉国家に$%&#?? といいたいが、その間に法人税、所得税などは613兆円の減税で、消費税は福祉に使われたのではなく大金持ちの減税に使われた。

 悪疫退散の相手は明白だ。

 さて、小学生の頃は時間の遅さが嫌でしょうがなかった。早く歳を取りたかった。それは「あんなこともしたい、こんなこともしたい」という希望がそうさせていたのだろう。

 そして今、時間の早さに目を回している。目を回している間にさえ刻は全速力で逃げ去っていく。
 夏越の祓(なごしのはらえ)ということは、もう1年の前期半分が過ぎ去ったということ。
 医者通い以外に何をしただろうかとゾッとする。

 後半戦の初っ端には平和行進がある。体力が持つだろうかと逡巡しているが、集会だけでも駆けつけようか。

2 件のコメント:

  1. 「そして今、時間の早さに目を回している......全速力でにげさっていく。」この部分、私もまさしく実感しているところです。とりあえず私的にはエンディングに向けて、迷惑をかけないようにしっかり準備をしなければとの思いを大きくしているところです。7月10日が終わってから考えよとお叱りを受けそうですが、独り身としては頭から離れません。貴殿は医者通いにあっても、みんなを励まし続けてくれています。感謝!

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  2. コメントありがとうございます。私も「今は10日やろ」と言われそうですが、小さな「愉快」を追求しています。

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