事実、孫の夏ちゃんは休校か学級閉鎖か知らないが登校を止められている。もちろんコロナのことである。
それよりも、我われ祖父母としては孫の凜ちゃんの方が心配だった。凜ちゃんは療育の必要な子どものための保育園である療育園に通園している。ほとんどの子どもたちは病弱だし、例えば凜ちゃんはマスクができない。津波でなくても小波でもクラスターになる環境だ。事実、年がら年中何らかの感染症が発生している。
そしてついに不安が当たり「コロナ感染者が発生したから検査を受けるように」「当面、休園する」との連絡が園からあり、検査の結果、凜ちゃんも陽性つまり感染者だと奈良県の保健所から通知を受けた。
ということで我が夫婦だが、凜ちゃんが感染したと思われる前後の頃に凜ちゃんを2日ほど預かって、遊んで、お風呂に入れて、おやつや夕食も食べさせている。いわゆる濃厚接触者となることは間違いない。(同じ飛行機に乗っていたケースよりも相当濃密だった)
ところが、保健所もてんやわんやらしく待てども連絡なく、ようやく凜ちゃんの陽性の連絡のあった翌日遅く、「悪いが実情を話して京都府の保健所の指示に従ってもらいたい」と、ただそれだけ、奈良県の保健所から電話があった。
そこで京都府の該当保健所に電話をすると、ここも手がいっぱいの様子で、マニュアルにそうあるのだろう、「相当な濃厚接触であることは判るが、いま検査できるのは同居の濃厚接触者で、(我々)祖父母は検査もできない」「10日間家で待機していてもらいたい」と、結局PCR検査も受けられないまま放置されることとなった。
「自宅療養」という言葉があるが早い話が「診療拒否」みたいなものだし、我われでいえば「検査はしないが外には出るな」という棄民に近い扱いとなった。
電話に出ていただいた保健所職員に罪はない。しかし、国と府県の為政者には明らかに「しなければならない対策をしなかった」不作為の罪があるのではないだろうか。持っていき場のない憤りを感じる。
私といえば、数日後に予定されていた心臓病の受診は私の申告で即延期となり、延期までの間の薬は病院から宅急便(着払い)で到着した。時々頻脈が発生したりするが少し安定しているのでこういう風になったが、少し症状が深刻だったらどうなっていただろう。ゾーっとする。
簡潔に文字にすれば以上のようなところだが、実際は丸々2日ほどあれこれ手をとられた。
結局、まあ寒いことだし冬眠することにする。
ついては、「明日は我が身」と各位もご注意あれ。
PCR検査だが、昨日のブログ記事のとおり、政府が金さえ出せば多くの薬局等で実施可能である。要するにGoToナントカのように票田になる業界団体のためにはじゃぶじゃぶ金を使うが、庶民には心配なら自費で行え!ということだ。
もう一つ、私だって一応無症状だが年齢相応に咳も出るし鼻水も出る。軽度あるいは無症状の感染者かもしれない。
同じようなケースはゴマンとあるに違いない。だから積極的にPCR検査をして陽性者を医学的に手当てするとすれば、他の欧米等先進国並みに「感染者数」は大幅にカウントされ増加するだろう。
PCR検査をせず、無症状のまま10日が過ぎれば・・そんな陽性者は統計から抹殺され、「日本の感染者数は少ない」政治宣伝の根拠になっていると思う。
政府統計の偽装が種々あったが、日本のコロナ感染者数も実際よりも少なくなるように歪められていることになる。
自公や維新の政治は悪質で不作為犯だと考えて間違いない。
家庭内待機中なのでSNSぐらいでしかこの思いを語れない。同意いただける方は、この種の問題点をどうか発信していただきたい。
詳細な報告ありがとうございます。リアルに身近に迫ってきたと感じます。保健所体制、検査体制等何ら改善されていない、大阪での自宅放置が全国に広がっていると感じます。大軍拡予算、財界へのジャブジャブ予算に怒り心頭!! 不安は増すばかりです。
返信削除保健所は本当に大変そうだ。凜ちゃんの父母とのやりとりで「追って連絡したいが夜間に電話してもよいか」ということだった。これはやはり異常なことだろう。その挙句が「京都府の保健所に相談してくれ」だったわけで、連絡の中身もそうだがその程度の連絡すら即答できないほどオーバーワークなのだろう。
返信削除竹中平蔵の新自由主義、「官から民へ」、そしてそのお先走りの維新政治はほんとうに止めさせなければなりません。「身を切る改革」は国民の身を切って、政治にタカル企業を太らせる政治です。
FBに頂いたコメントを転載させていただきます。
返信削除今井さん
94才の母の通うデイサービスで職員にコロナが出たから休業と連絡があった。母は濃厚接触者なの?家族は?と聞くが保健所に繋がらないので何とも言えないそうだ。
検査をすぐ、内服薬があるならすぐほしいと思うがブレーキかけてる奴がいる。
松本さん
私の娘は保育士。昨年の9月に保育所でコロナ感染。土曜日の夜に発症したのでPCR検査を受けるまで大変だった。ホテル療養を希望したが結局自宅5日、ホテル5日になった。夫婦は陰性だったが妻が難病者なので自宅療養の時は感染しないようにするのに苦心した。濃厚接触者の14日間自宅自粛は陽性者よりも長かった。
今回、また保育園で陽性者が出て10日間休園になり、娘は自宅待機している。幸い濃厚接触者ではなさそうだが、いまだに連絡なく、家族全員家でもマスクをしている。
自宅待機は長谷川さんが言うように棄民だ。
なぜいつでもどこでも誰でも、無料でPCR検査ができないのか。岸田首相は「コロナ最優先」といい、「躊躇なく対策をとる」いうが、「聞く」ばかりで何かしたのか。京都府の保健所は12カ所から7カ所1分室に、京都市は14カ所から1カ所に統廃合。4月は知事選だ。