2026年2月13日金曜日

しゅむ

    経験的に知っていることもイザ説明せよと言われると上手く話せないことがある。 基本的には自分の勉強不足が原因であるが…

 シチューを作りながらいつもどおり疑問が湧いたので、妻に「鍋の火を止めてから野菜に味が染みこむのはなんで?」と聞くと、「それは浸透圧や」と教えてくれたが、それがなぜ火を止めてからのことなのか解らなかった。

 結局いまもよくは解らないのだが、一番重要なのは時間の経過らしい。つまり、冷やす過程が重要なのではなく、一定の時間置くことが大切という説明もある。
 昔でいえばカンテキに練炭でコトコト煮るとか、北欧あたりのシチューもそんな感じがする。
 ただ経験知ではやっぱり、火を止めてゆっくり温度が下がっていくときに味が染みこんでいくように思うのだが…
 ネットには、「高温で野菜から出ていった水分が冷める過程で味を引き連れて戻ってくる」と書いてあるのもあるが…科学的な言葉ではないが、なんとなく拍手を送りたい。
 なお、「染む」は、牧村史陽編『大阪ことば事典』を牽くまでもなく「しゅむ」である。

2026年2月12日木曜日

なぜ大和で王権が

    昨日は、『紀元前660年に大和(奈良県)に国家が成立し大王(後の天皇)が即位したというのは「歴史の偽造」にあたる』ということを書いたが、紀元後の3世紀には大和(奈良県)に群を抜いた大王が誕生し初期国家=ヤマト王権が成立したというのは間違いない。
 では何故、その地が日本列島の中の大和(奈良県)であったのかというのは私の中で少し謎であった。
 考古学的な検証では、弥生時代の先進地は大陸との玄関口でもあった北部九州であったが、後に、大和や河内(和泉)でも巨大な集落が形成されていた。それでもそこが「何故大和か」ということがあった。

 これに関して小笠原好彦先生が、他のテーマの講演の中で触れられた指摘に大いに納得するものがあった。
 それは大和平野の河川の特異性であった。
 稲作が進んだ弥生時代には、水の管理が非常に大事であったが、例えば水争いは近代でもあったし、例えば水路の清掃という共同作業は現代でも農村では普通に大切だ。
 そしてもう一つ、河川は、当時の物資のハイウェイであり鉄道網だった。
 このため、一つひとつの河川、水系ごとにリーダー(豪族)が誕生していったことは容易に理解できる。
 さて、日本列島には背骨のように山脈があるので、ほとんどの河川はそこを源として、日本海へ、あるいは太平洋側へ、小さな支流を集めて流れていったから、ある河川を支配する豪族と、隣の河川を支配する豪族は、並立することが可能であったし、事実そうなっていた。
 ところが、大和平野(奈良盆地)は極めて特異で、北から南へ流れる川も、東から西に流れる川も、南から北へ流れる川も、すべてが盆地南西部で大和川一本に合流し、河内へと流れていくのだった。
 上流で決壊すると下流で合流する他の河川でも困るし、下流で詰まると上流で洪水が発生する。また、河内から瀬戸内海とのルートが止まる。
 こんな、大きな平野の河川が一本に合流する地域は大和以外にはない。
 つまり、大和の河川ごとの豪族は、他の河川の豪族と協力しないと己の河川の維持もできなかった。
 ここに、豪族の中の大豪族が生まれる決定的な理由があった。・・・という指摘だった。
 大いに納得したが、勉強にはきりがない。いろんな角度からもっと考えていきたい。
 それにしても、楽しい講演だった。

2026年2月11日水曜日

紀元前660年

    今日は「建国記念の日」。神武天皇即位(西暦紀元前660年)?から数えて2686年。
 紀元前660年とは縄文晩期・弥生初頭の時代にあたり、考古学的には大和(現奈良県)に国家形成の遺跡は存在しない。纏向遺跡でさえ後2世紀末以降である。
 また、根拠とされる日本書紀によると初期の天皇(当時は天皇という称号はなかったが)の年齢には100歳を超える天皇が少なくなく、出現期古墳の代表である箸墓古墳は考古学的には紀元後3世紀中ごろとされている。

 先日テレビで平安京の地図を説明していたが、当時の地図には左京には多くの貴族の邸宅や寺社が書かれているのに、右京には何も書かれていなくて、「人家ナシ」とされていた。
 ところが、発掘調査では多くの人家が見つかっている。つまり、貴族の邸宅以外は「人家」でなかったわけであるから、文献史料というものは十分に検討が必要である。

 以上のとおり、実在が疑問視される神武天皇の陵墓は、他の天皇陵とともに中世には忘れられていたが、江戸幕府の権威付けの意味もあって8代将軍吉宗の頃から、日本書紀や後の文献などを手掛かりに陵墓を探し出し修復することが行われた。
 その折、神武陵の候補地としては、神武田説、塚山古墳説、丸山説、水仙塚古墳説などがあったが、結局、神武田ミサンザイとなり、大規模な改修の後今の橿原神宮となった。

 古事記の記述の信憑性も大いにあるが、古事記は「白樫の尾の上にあり」とあるので畝傍山の尾根筋でなければならないが、一説では未開放部落の洞(ほうら)村に近すぎたため採用されなかったとの説もある。
 それでも、未開放部落が神武天皇陵を山の上から見下ろすのは畏れ多いということで、洞部落は大正時代に根こそぎ移転させられた。
 史料ではないが、住井すゑ作「橋のない川」でそのことが感動的に描かれている。
 詳しくは、移転先の「おおくぼまちづくり館」で学ぶことができる。
 そこでは、歴史は図式的に単純ではなく、部落内からも「これを機に偏見や差別から解放されないか」という運動もあったことが知れる。

 それはさておき、このように、神武天皇即位の地なるものは、「不確か」を通り越して、種々歴史の偽造にあたると私は思う。
 今日はそんな建国記念の日である。

2026年2月10日火曜日

琵琶湖はエライ

    JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生したおかげで日本海側は大雪になったが、今季を俯瞰すると中部や南部では相当な水不足が発生している。
 こんな小さな国で、東西もしくは南北にホンの少し離れているだけでなんということだろう。
 わが家から遠くない奈良市の水がめ、木津川水系の布目ダムでは取水制限が始まっている。
 それでも大消費地大阪がのほほんと暮らしていけるのは琵琶湖のおかげである。
 冬季に東海道新幹線が米原あたりで雪のため遅れたりして、「この弱点は大野伴睦のせいだ」と恨めしく思うときがあるが、ここは敦賀湾から琵琶湖北部を通過して濃尾平野へ向かう雪の通り道だから、この通り道がなかったとしたら、滋賀県民全員が「琵琶湖の水止めたろか」と言わなくても大阪は根をあげることになる。
 大阪はJPCZのおかげで暮らせている。
 そのおまけが日曜日にあり、一時の雪景色を楽しんだ。

2026年2月9日月曜日

徒然草を読め

    以前に、適菜収著『100冊の自己啓発書より徒然草を読め』のことに少し触れたことがあるが、 徒然草第59段は・・・
 🔳近き火などに逃ぐる人は、「しばし」とや言ふ。身を助けんとすれば、恥をも顧みず、財をも捨てて逃れ去るぞかし、命は人を待つものかは🔳
 適菜氏は、我が身を助けようとすれば「しばらく待ってから」と言うだろうか。人生もそうである。(兼好は出家のことを指しているが)やるべきことはすぐにやれ!とコメントしている。
 
 会報などへの投稿を依頼すると、常に期日キチキチいっぱいまでこないことがあるが、そういうときに限って予想外の大論文だったりして、編集方針がガタガタと崩れることがあった。
 やるべきことはすぐにやれ!相手の身になって考えよ!との適菜氏の言葉が響く。

 選挙戦の終わりが見えたので、「次は会報の原稿を頼む」との依頼を発出したところ、すぐに川柳が一句返ってきた。のんのんばあば さん、ありがとう。

 さて第93段は・・・
 🔳人皆生を楽しまざるは、死を恐れざるゆゑなり。・・・🔳
 「いろんな心配事が片づいたなら川柳の一句にも取り掛かろう」と思っていると、そんな時は決して来ない。
 確かに徒然草は的を射て厳しい。
 と言いながら川柳の一句もひねり出せない時間が続く。

2026年2月8日日曜日

天皇機関説タイフーン

    2月7日の朝日朝刊「読書」のページに平山周吉著『天皇機関説タイフーン』の書評(有田哲文評)があった。そこのタイトルは『「小さい」人物が導いた戦争の道』だった。 
 印象的な部分を若干紹介すると・・・
 🔳「戦争を起こして日本をこんなにしたのは軍人ばかりが悪いのではなく、日本中の男という男がみな卑怯だったからです。わたくしはそう思います」 発言の主は美濃部民子🔳
 さて私は、井上光貞著「わたくしの古代史学」という本を持っている。
 井上光貞は小笠原先生に言わせるとあだ名が「井上皇帝」であったらしく、父は桂太郎の三男、母は井上馨の長女というエリート。
 「わたくしの古代史学」には要旨こうあった。
 🔳2.26事件の前年、貴族院議員でもあった美濃部達吉博士は天皇機関説を槍玉にあげられ、・・父は貴族院議員であったので、先生が貴族院でなされた「弁明」を聞いた。父は先生が滔々と自説を述べ、学説を一歩も曲げなかったので、議場は粛然として先生の去るのを惜しんだ、と聞かせてくれた。🔳
 なるほど、前記の書評の民子夫人の指摘と符号が合う。
 貴族院の超エリートたちも軍部の難癖が不当だとは思っていたのである。だがしかし、揃いも揃って「卑怯」だったし、新聞もそうだった。

 今日、衆議院議員の選挙がある。首相与党が政策討論の場を逃げて、初の女性首相などという「人気」を前面に、チラチラと「得票が増えれば軍備増強と憲法改悪を強行する」と述べることで、「信を得た」というつもりだ。
 与党自民党の中にも「これではよくない」と思う人もいると思うが、高市氏のえげつない「石破内閣議員干し上げ」「旧安倍派裏金・教会議員の勢い」に怯えて口をつぐんでいる。
 権力がチラチラ見えてきたので「安保法制」も「原発」も認めた潮流も同じこと。
 将来の歴史家が、「あの時代の人間という人間が卑怯だったから」と言わせないように、戦争に向かったあの時代を学びなおす必要がありそうだ。
 と言いながら、ちょっと飲みに行って「割り勘3000円は安かったなあ」と言いつつ、「天皇機関説タイフーン」講談社3080円にはちょっとたじろぐ小さい男がここにいる。

2026年2月7日土曜日

てこの原理 そして視点

    アルキメデス曰く「我に支点を与えよ!」

 長い間庭の花崗岩製の道祖神が地震で倒れたままになっていた。
 そこが作業のし難い場所であるということもあるが、なにしろ重くて起こそうとしてもにっちもさっちもいかない。
 けっこう多くの大工道具を持っている私だが全く歯が立たない。
 クルマのジャッキも使えないし、ロープをかけてクルマで引っ張るにも周りは庭と歩道だけなので考えあぐねた。
 それに、腰を痛めるか、指を骨折するか・・が相当な確率で頭の中を飛び回った。

 そこで原点に返ってアルキメデス・・・なのだが、ホームセンターで見るテコ用のバールは高額だった。
 なので、ものは試しに一度見てみようとネットで『モノタロウ』を調べてみると、ホームセンターと比べて相当格安のものが出ていたので「エイヤッ」と購入したのが写真のバール。
 効果はてきめん。種々困難はあったが積年の課題が解決。「我に支点を与えよ、されば地球をも動かさん」と妻にうそぶいた次第。

 で、強引な連想だが、テレビを視ていると「どの党もええことばかり言っているのでその差が解らない」というような街の声がニュースで流れているが、結局、確かな視点がないからだろうと、つまらぬ言葉遊びをした。チャンチャン。

【おまけ】小学校のときに先生が「電車の車輪とレールはどっちが固い?」と問題を出した。ヒントは、交換しにくい方が固く、交換しやすい方をあえて弱く造っているということだったが、私は大きな声で「レールの方が弱い」と言って、クラス仲間からも多数の賛同を得た。
 答は、交換など修理のしやすい車輪の方をあえて弱く造っているのだが、そのとき私は執拗に「レールの方が弱い」と主張した。その訳は・・・
 私は通学途中などでいろんな工事現場や工場などを覗くのが大好きだった。
 その見聞からすると、大きなバールさえあればクラス全員で枕木から犬釘を抜き、新しいレールと取り換えるのはできそうだ! しかし、車両を持ち上げて車輪を交換するのはクラス全員が力を合わせても無理のようだった。
 今回、けっこう大きなバールを入手して、あの日のクラスを思い出した。そう、バールと支点(視点)さえあれば何でもできるぞ!!

2026年2月6日金曜日

共産近畿カルテット

    共産党は近畿の比例区に4人の候補者を立てている。
 リアルな話「現有2議席が危ない」と訴えられている。
 現有2議席は たつみコータロー と 堀川あきこ だ。
 比例の投票は政党名=日本共産党と投票すると死票はない。
 それが増えると、 清水ただし 冨士谷かえ子 まで当選する。
 このカルテットに仕事をさせたい。

 選挙区は小選挙区なので壁は厚いが、大阪1区には 竹内よしのり が立っている。
 共産党の候補者は、議員という名誉?や金が目当てで立っているわけではない。
 家族を含めてある種犠牲的精神で奮闘している。
 あと2日、どうか支持の輪を広げてほしい。

2026年2月5日木曜日

不妄語戒

    立春とはいえ、この週末はまた大寒波が予想されている。
 奈良近辺では「東大寺のお水取り(修二会)までは春は来ない」と言われるが、それは2月20日に別火が始まり、お松明で有名な本行は3月1日から14日で、いわゆるお水取りは12日の夜に行われるのでこの地の春はまだ40日ほど待たなければならない。
 参籠する練行衆は2月晦日に仏教の八斎戒を授かるのだが、その4は不妄語戒「嘘をつかない」というもので、高市氏の信仰がどの辺りなのかは知らないが、正しい意味なら仏教徒ではないように推測する。
 ただし、氏と持ちつ持たれつの関係にある世界基督教統一神霊協会(世界平和統一家庭連合)はカトリック教会、ルーテル教会など世界のキリスト教団体からはキリスト教とは認められていないただのカルト団体だから、その世界では嘘も許されているのだろう?
 高市氏は、先のNHKの党首討論会を「前日痛めた指の痛み」のため正(まさ)しく直前にドタキャンしたが、実はそれ以前から誰と代わるかの相談をしていたことが週刊誌にスッパ抜かれている。
 仏教徒であろうがなかろうが、妄語・噓つきは良くない。
 そういう人物が、「これから大胆に強行する政治に全権委任してくれ」と、白紙委任状をくれというのが今回の選挙の本質だ。
 仏教では慈悲のこころが説かれるが、良くない権力が庶民を痛めるのに抗わず、慈悲のこころの名の下に看過するのは仏のこころではないと思うが如何。

大豆の豆ごはん

    節分には年齢プラス1の数の豆を食べることになっているが、そもそも明治よりも古い習わしだから年齢というのは数え年が基本だろう。
 それにしても節分というのは立春正月の前日、いわば大晦日の行事だから、立春正月を当てての数え年がよいのでないか。となると、1月生まれのものは、満年齢プラス1の数え年でさらにプラス1になる。ややこしい。正解はよくはわからない。
 なので、できるだけ食べる数を減らすために「満年齢」を採用したいが、満年齢プラス1でも恐ろしい数になるので、結局数にこだわらずに「それだけ食べたこと」にしている。
 そんなこともあり豆が余ったので、一晩水に浸けておいて4日には豆ごはんにして戴いた。
 で、豆ごはんのパワーで週末には鬼退治といきたいが、はてさて。

2026年2月4日水曜日

Tax The Rich

 
    Tax The Rich =富裕層に課税しよう!

 「もしかしたら私には増税?」とご心配の貴方!
年間所得が1億円以上の話です。
 土地代の値上がりで不動産評価額が高くても別のことです。
 そもそも税というのは応能負担が原則です。
 Tax The Rich !

 例えば大企業の内部留保。そこに応分の課税をすれば財源は生まれます。
 企業献金ゼロの共産党だから主張し追求できます。
 けっこう良い政策だと思いませんか。
 一緒に声をあげましょう。
 Tax The Rich!!

立春大吉

    すっかり「街の鳥」となったイソヒヨドリの胸のオレンジが朱くなってきた。婚姻色の始まりであり、春の始まりだ。 昨日は節分、今日は立春。(写真の鬼、実は目が光っているのです)

 さて、立春大吉の文字は表から読んでも裏から読んでも立春大吉。故に侵入してきた鬼が「アレッ こっちが入口かと間違えて出ていってしまう」と書いてあるのを読んだが、そんなあほな!というよりも、このダジャレ並みの理屈のありがた~いお札を笑って受け入れよう。

 『石(いわ)ばしる垂水(たるみ)の上の早蕨(さわらび)の萌え出づる春になりにけるかも』

 人生、辛いこともあるが、癒されることもある。いつか正しいことに陽の当たるときが来る。元気だしてゆこう!今週末は総選挙投開票日。

 フェイスブックを見ていると面白いものがあった。大山奈々子さんのフェイスブックだったが、「女性天皇に関する候補者の考え方」(全国?神奈川?)という棒グラフで、「女性・女系天皇に賛成」(%)が、自民0、参政0。国民0、維新4、公明8、立憲53、共産98だった。
 「虎に翼」の「嫁いだ女性は無能力者」の時代じゃあるまいし、いつまで「女は子を産む機械」「女は畑」だ! 心ある女性よ考えよう。
 
 

2026年2月3日火曜日

鬼は外

    白川静文字学によると「春」の元の字(金文)は草冠に屯。寒い冬の間、閉じ込められていた草の根がようやく芽を出そうという意。
 「春」のフランス語やスペイン語は「最初の時」。英語やオランダ語には「跳ねる」の意味もある。つまり、立春を正月と思う思想には道理があり、その前日である節分に厄払いをして新たな一年を迎えようと考えるのもまた道理がある。

 2月3日は節分である。豆まきの由来は古代中国の追儺の儀式だが、日本で広まった理由の一つには文武天皇の706年に疫病が流行したので「鬼やらい」を行ったことなどがある。
 つまり豆まきは、ただの保育園の行事ではなく、歴史を重ねた真剣なものだった。そして疫病なんぞは今もまた人類の恐怖である。その上に・・・

 時あたかも、ゆるがせにできない鬼のような災難が国会を自分勝手解散し、我われの健康や平和に襲い掛かってきている。ここは熟慮の一票で退治しようと思う。そしてやっぱり豆まきも・・・
 
 日曜日に孫の凜ちゃんファミリーが「祖父ちゃん、お誕生日おめでとう」と来てくれたので、豆まきを繰り上げ実施した。祖父ちゃんは心から喜んでいる。
 さてわが家の豆まきの本番は2月3日の夜に行う。2階のベランダからはけっこう大きな声で「鬼は外、福は内」とやる。街中が高齢化していて、外からはその種の声は聞こえてこないがわが家はやる。
 四方八方の戸口でやって最後は北西で、「鬼は外、福は内、戌亥の隅にどっさりこ」と言って戸を大きくびしゃんと閉めてこれを終える。

【おまけ】節分には厄落としの行事もある。河竹黙阿弥の作った歌舞伎三人吉三の台詞は有名。
「おん厄払いましょ、厄落とし。あゝら、めでたいな、めでたいな、ほんに今夜は節分か、西の海より川の中、落ちた夜鷹は厄落とし、豆沢山に一文の、銭と違って金包み、こいつぁ春から縁起がいいわぇ」



2026年2月2日月曜日

鬼の寒念仏

     昔の人はエライ! つくづくそう思う!
 お正月も済んだので掛け軸を『鬼の寒念仏』に替えた。(寒念仏とは小寒から節分までの時期に行われる寒行のひとつ)
 この絵、勧進帳ではないが手には奉加帳を持っている。鉦を叩いて「我こそは善き人であるから一票を布施し給え」と空念仏を唱えている。
 エッ、現代の風刺漫画ですか?
 小道具や空念仏を信じたならえらい目に合うぞ、本性をよぉく見極めよ!と古人(大津絵)は教えている。
 そしてその種の偽善的な生き方をしてはならないとの戒めでもある。

 と、胸に手をあてつつ私の本心を訴えたい。
 「今度の総選挙、比例では日本共産党と投票しよう」。
 それこそが、政治の腐敗を一掃し、暮らしと福祉を充実させ、戦争への道をストップする力だろう。
 ニセ僧侶ならぬニセ政治屋には騙されてはならぬ。


 衆議院選挙では、比例に「候補者名」を書くと無効です。
 比例の投票用紙には「共産党」と書いてください。

2026年2月1日日曜日

どれも理に適ってる

    (1)今日は日曜日、昨日書いた(私の俳句が掲載された)赤旗日曜版の日曜日。
 その赤旗日曜版に、ちょうど選挙の真っ最中だから、「共産党を私は推す」という企画があったが、その中に作家・詩人の池澤夏樹さんの寄稿があり、心から共鳴したので紹介する。

🔳 女性が首相になるというから見ていたら、中身はまったくの自民のおっさん。国を右へ右へと引きずっていく。とんでもなく好戦的で、危うい発言で中国を挑発して嬉々としている。いざ開戦となったらどれくらい嬉しい顔をするのだろう。
 だいたい米国の空母の上で大統領に媚びてはしゃぎまくるなど、靖国の英霊がお怒りになっていないか(と冗談のつもりで言ったが本当かもしれない)。
 立憲民主党が公明党と一緒になって、妥協の果てに反原発と反安保政策の旗を降ろしてしまった。右と左を足して2で割って「中道」って、そんな計算が成り立つか?
 という風に他の政党が話にならないから日本共産党を応援するのではない。掲げる政策がどれも理に適っているからだ。この党が力を得ればその分だけ日本の政治はまっとうになる。人を不幸にする諸勢力を押し返せる。一時の好き嫌いではなく、落ち着いて考えて投票所に行こう。🔳


 (2)新聞の折り込みに自民党の法定ビラがあったが、5つの太い政策中の2本が「防衛力」と「憲法改正」であった。首相は選挙が終わったら「この政策が全権委任された」と言うつもりなのだろう。
 この政策について、素朴な感想を述べてみたい。
 さて「防衛力」のことを「抑止力」と唱えていると思うが、要するに、軍事力を増強して近隣諸国に対して「何かあったら(有事)貴国(仮想の隣国?)を叩き潰すから手を出すなよ」ということを夢見ているのだろう。難しい理屈を言わずともトランプの真似だろう。
 その場合、貴方(この読者)が、国土面積でも人口でも、近頃は経済力でも日本を超えている国が同じように考えたらどうする。その場合、「俺の国を侮るなよ」と日本を凌ぐ軍事力を持つだろう。もちろん「防衛力」「抑止力」と言いながら。
 こういうのをチキンレースと呼ぶ。「ビビったら負けや」という中学生不良グループの発想だ。
 ただこのチキンレース。近隣の国は最新鋭の核兵器で脅す必要はない。
 海上の島国には50基を超える原発が立っていて、その外部電源あたりが切れただけでこの国は壊滅的打撃を受けるのだ。
 もうエエカゲン、抑止力という幻想に惑わされず、憲法を掲げた外交で日本を守ると考えたらどうか。

 もう一つ、軍事力と憲法に関わって首相らの発言を聞いていると、「〇〇有事でアメリカが戦争しようかというときに、日本は憲法上参加しませんと言ったらアメリカは日本を守ってくれないだろう」という発想がある。
 現実には、アメリカはアメリカの利益のために日本国中に基地を置いているのだということはアメリカの記録で明らかなのに。
 ただトランプは先日「同盟国」に「俺たちがアフガンや中東で戦っていたときに貴国は何をしていた」と言って、イギリスやヨーロッパ諸国の反発を食らったが、こういうトランプ流の脅しになにがしかの貢物を出して許してもらおうという発想なのだろう。その貢物、それは日本人の命である。自衛隊をアメリカの戦場に送り出して、何人もの自衛隊員が死亡すればアメリカに対して大きな顔ができるという発想だ。

 戦闘のゲームで勝った負けたを喜んでいる青年には自分が殺される、生身の他人を殺すという現実感がないかもしれないが、
 自民党の政策ビラを太陽にかざすと、そんな「あぶり出し(文字)」が私には読める。

2026年1月31日土曜日

お辞儀するのはジョウビタキ

    (1)しんぶん赤旗日曜版21日号の俳句欄[渡辺をさむ選]に採ってもらって掲載された。久々の入選は正直嬉しい。

   🔳 北風(きた)に抗(こう)せよ蝋梅の香の意気地 🔳

    作者がコメントするのは野暮だと思うが、あらゆる生き物が首をすくめるような北風にあっても芳香を放出し続ける蝋梅に意気地を感じて詠んだもの。(そのまんまやないか)
 お正月には、「あの蝋梅に負けずに頑張って生きていこう」と子や孫に語った。(そこが実は言いたかったこと)
 そして孫には、「祖父ちゃんは破調で強調し、そしてKの韻を踏んだのだ」と蛇足を一言。孫は感心してくれた。(笑)

 ちなみに、赤旗日曜版は月に990円。購読申し込みはWebで掲載のQRコードからが簡単。
    21日号でいえばタブロイド判で32ページもあって内容豊富。未だご購読されておられない方はどうかご購読を! ほんとうに内容は豊富です。

 (2)こんな寒い日には野鳥だってどこかに隠れて暖をとっているのでは・・と思いたくなるような日にもヒッヒッヒッヒとやって来て、何度の何度もお辞儀をするジョウビタキ。
 尉火焚き(尉鶲)。これほど見事な命名はあまりない。
 白髪の上に立派な紋付を着ているから「尉」。そしてヒッヒッヒッヒの後でカチカチカチと火打石を打つから「火焚き」。おまけに胸から腹は美しいオレンジ色。
 ジョウビタキが起点でその仲間が鶲(ヒタキ)という命名もわかるわかる。その中にはルリビタキという美女もいる。
 ピラカンサの実が好物と本にあったが、我が家の庭では土の上の虫などを探しているようだ。私が庭いじりなどしていると、近くでじーっとチャンスを持っていて、私が引っ込むと掘り返した土のあたりでエサを探している。
 ヒッヒッヒッヒカチカチカチカチ。今日もやってきた。

 さて、その昔、スズメとジョウビタキは姉妹だった。母親が重い病気になったとき、スズメはお歯グロを塗っていたがすぐやめて駆けつけたので死に目に会うことができたが、ジョウビタキは化粧をしたり紋付を着たりと時間をかけたので死に目に間に合わなかった。怒った父親はジョウビタキに「もう、こんりんざい食べ物をやらない」と言ったので、今でもジョウビタキは、おじぎをしている。いっぽうスズメの口もとが黒いのは、途中で塗るのをやめたお歯グロのあとなのだ・・という民話はよくできている。

2026年1月30日金曜日

左派の共闘を応援する

    世の中は面白いもので、立憲が公明に飲み込まれたことで、ほんとうの革新政党、左派政党が輝いている。
 大阪では7区の共産党候補と9区の社民党候補の相互支援が成立。
 愛知では8選挙区で共産党候補を、1選挙区で社民党候補の相互支援が成立。 15区では共産党がれいわ新選組の候補を自主支援。
 神奈川では11区の共産党候補と15区の社民党候補を相互支援。
 福岡8区では共産党がれいわ新選組の候補を支援。
 熊本では24区の共産党候補と3区の社民党候補を相互支援。
 鹿児島では2区の共産党候補と4区の社民党候補を相互推薦。
 そして沖縄では1区の共産党赤嶺さんが保革を超えたオール沖縄の候補。
 このように、共産党と、社民党、れいわ新選組、新社会党、沖縄社会大衆党、沖縄の風、「うない・にぬふぁ」らの人々と各地で共闘が進んでいる。
 言いたいことは、立憲の右旋回などに弱気になる必要はないということ。
 考えれば、アメリカのど真ん中ニューヨークでは「社会主義者である」と公言している市長が当選している時代なのだから。

年の瀬

    年の瀬も押し迫ってきた???。節分は立春の前日だから旧暦でいうと年の瀬。同時にいよいよ新しい年=春が始まる。日の入りの光を見ていると、そういう暦が実感できる。

 その種の旧暦の雰囲気を全く投げ捨てたような現代日本だが、例えば時計の文字盤のてっぺんは相変わらず12のままだ。
 現職の頃、案内文書を書くのに、昼の12時半は午前12時30分だろうか午後12時30分だろうかと迷ったことがある。これが午後0時30分なら一切の誤解は生じないのに。
 ほんとうにてっぺんが0の表示の時計を誰か作らないものか。日本が世界に先駆けて打ち出せばいいのにと思っていたら、新聞等のテレビラジオ欄の深夜放送の番組が24時間をベースにして、25時、27時、・・などと表示されているのがあって、ナルホドこれも解りやすい知恵だと感心した。
 ちなみに、明治5年太政官達(たっし)では、午前0時は即午後12時とあるが、午後は0時の規定がなく1時から始まっているようにも見えて、ならば昼の12時半は、午前12時30分とも見える。

 このように昼のそれを午前12時30分と呼ぶのは時刻という大切な概念に混乱を与えるが、例えば解散権について、立法趣旨を考えずに「法律に書いてないから首相の特権だ」というのと同じである。
 そういうのは、いささか農業従事者を軽蔑する言い方だが、俗に「法律の百姓読み」という。はっきり言えば「詭弁」である。そういう首相を戴くことは法治国家としてよくない。
 その人が言う! 「私が信任されたら国論を分つ政治を強行する」と。OH ‼
 ナチスの全権委任法だ。
 そういうのは年の瀬ではなく、世も末という。

2026年1月29日木曜日

手形の信用

    現職の頃、約束手形を預かる仕事もあった。その中にはジャンプといって期日を伸ばしてくれという申し出に対する仕事もあったし、何よりも半年間ぐらいだったかに2回「不渡」を出すと銀行取引が停止され事実上倒産になり、預かっていた約手はただの紙切れになるからそれなりに大変だった。

 そして、現在進行形の選挙の報道や演説を見ていて、何か約手みたいだなあという気分が湧いてきた。
 あなたの信じたその手形、ほんとうに信用できますか?と。

 各党が「あれもします・これもします」と手形を振り出しているが、選挙が終わればただの紙くずというのを幾たび見てきたことだろう。
 そんなとき一番大事なことは、振出人の日頃の誠実さであり実績だと思う。

 清潔な政治の第一歩、裏金問題をスクープしたのは共産党。
 その前提のような企業団体献金をいっさい手にしていないのは共産党だけ。
 税金の分捕りみたいな政党助成金をいっさい拒否しているのは共産党だけ。
 「日本国民の金を韓国に移すのは正しい」という統一協会(教会)に徹底して対決してきたのは共産党。
 桜を見る会や森友問題をスクープして安倍晋三による政治の私物化を追及したのも共産党。
 税制でいえば、応能負担だ、大企業は社会的責任を果たせと主張する共産党。

 こういう事実の検証なしに、「この党はこう言ってます」「あの党はああ言ってます」という報道は実に危険だと、手形を扱った経験者は呟くのだが。

2026年1月28日水曜日

京都6区上條亮一を推す

    27日の夜に友人のTさんが、梅田ヨドバシ前のタムトモ第一声を見てきたと写真の送信があった。大盛況のようだった。
 ならば・・ではないが私は京都6区の街頭演説の「山の賑わい」に行ってきた。(枯れ木も山の賑わい)
 ヨドバシに比べれば何百分の一かもしれないが、だとすると私一人はヨドバシの何百人、何千人に相当する・・なんて、プラス思考で帰ってきた。実際は寒い中なかなか人は立ち止まってくれない。
 大きなショッピングセンターの駐車場に入れたので、駐車料代わりの買い物で夕食の材料を買ってきた。夕食は「中華定食もどき」にした。
 それにしても各種値段は上がっている。
 バナナのたたき売りみたいに「我が党は消費税〇年食品〇%」とか言いあっているが、誰がこの物価高の要因である円安を産んだのか、賃金抑制内部留保で株主資本主義を進めたのか、メディアのツッコミはいつもあいまいだ。
 円安というのも、少し乱暴に言ってしまえば、高額企業献金をしてくれるトヨタのために自民党が進めた政策だと思う。
 この構造を問題にしない「ゆ党」、「中道」の「公約」の頼りなさも乗り越えたい。となると、ブレない共産党と上條亮一(かみじょうりょういち)を推すしかない。

統一協会との闇

    去年の3月、東京地裁は統一協会(彼ら自身は後日「教会」と称したが元々は世界基督教統一神霊協会)(現世界平和統一家庭連合)に宗教法人法第81条に基づく解散命令を行った。
判決は、類例のない膨大な規模の被害によって、被害者数は1,559人、被害総額は約204億円に上るとした。

統一協会は、本部が韓国でありながら運営資金の約7割を日本が負担するという異常な収益構造を持っており、日本の信者から集めた献金が韓国本部の活動を支えている。
これは、「日本はエバ国家であり、神の祖国である韓国に奉仕する使命がある」という特異な教えに基づいている。(エバ=イブ国家はアダム国家・韓国に尽くす国)
 また、罪の代価を行いで支払う「蕩減」という概念を重要視し、先祖の因縁を断ち切るために、信者が金銭的献金や厳しい奉仕活動を「神への愛の証」として行う必要があると教えるもので、この「蕩減」という概念が、霊感商法や高額献金の理論的根拠として乱用された。
 このように、右翼のよく使用する言葉でいえば「売国的な」カルト団体に、なんと自民党議員の約半数が何らかの関係を持っていたというのが驚きだ。
 そこに安倍晋三の力があった。
教団は、自民党などの政党や政治家との関係を強化することで・・、

① 「世界基督教統一神霊協会」から後に「世界平和統一家庭連合」への変更を文部科学省が承認。
② 同性婚反対、夫婦別姓反対、家族制度維持などの保守的な政策を推進し、教団の教義と合致する社会の実現を目指し。
③ 霊感商法に対する行政の取り締まりを弱め、組織的な搾取活動を継続しやすくし、
④ 宗教法人特権である法人税・固定資産税等の税制優遇措置を享受し続けた。
 
 現在韓国では、韓鶴子総裁が贈賄等の罪で逮捕され、これに関係するTM文書(真(まこと)のお母さまTrue Mother)が公表されたが、そこには日本における政界工作が語られ、特に高市早苗氏は期待の星、親密な議員として登場している。
 俗にいう保守だとか右だとか称する人々が、彼らの言葉でいうこんな「売国的」なカルト集団とどうして密着するのか普通の感覚では理解しがたいが、今度の総選挙でそういう候補者や政党を信任してはいけないと強く思うものである。

 最後にとっても不思議な話だが、統一協会は北朝鮮ともズブズブで、故文鮮明総裁は金日成と兄弟関係を公言し、多額の資金援助を行い、それゆえに金正日、金正恩とも統一協会は結びつき、北から文鮮明遺族に弔電も送られた事実がある。こうなると、常識人の脳みそはついていけないが、そういえば、日本で大きな選挙があるごとに北がミサイルを飛ばすカラクリも想像の内に入ってくる。眩暈がしそうだ。

2026年1月27日火曜日

日曜の朝

    25日の朝日歌壇、永田和宏選の10首中の前の5首。

 逆回転はじめた地球 気がつけば帝国主義の時代の真中 (町田市)村田知子
 最果てのグリーンランドを三度撫でやおら地球儀机にもどす (豊川市)河合正秀
 危ないと感じてるなら黙らずに声をあげねば戦前になる (加須市)坂入やすのり
 おだやかに笑みつつ事は進捗し防衛予算も確保されたり (加東市)藤原明
 まつりさんは命を絶った働いて働いて働いて働いて (高岡市)池田典恵

 永田和宏選者の【評】世界は帝国主義の時代に逆戻りという感が強いが(村田)、特にトランプによる傍若無人の発言にはあきれる他はない(河合)、こんな事態に声をあげなければ戦前になるとも思うし(坂入)、既に防衛予算の拡大に現れてもいる(藤原)。

 日曜日の朝、短詩の持つエネルギーに首を垂れた。
 同じようなテーマの感慨は私も一時は抱いたが、それを短詩に結晶させるほどのセンスも技量もなく、ただただ感心するだけだった。
 ただし、それを「別世界だ」「無理だ」で終わらせればすべては終わる。
 笑われてもよいから自分も挑戦してみるかの無茶も必要。
 短詩ではないが、先日発行した新聞の「コラムもどき」はおおむね高評価。
 お説教の匂いのする文章は好かれない。

 それはさておき、NHK Eテレの幼児向け番組に「にほんごであそぼ」というのがある。幼児向け番組である。
 そこでいろんな名文句が紹介されたりするのだが、ある日のそれは「ゴンドラの唄」であった。
   いのち短し 恋せよ乙女
   紅き唇 あせぬ間に
   熱き血潮の 冷えぬ間に
   明日の月日は ないものを
 乙女とは対極に位置する爺いだが感動した。
 短期決戦、頑張りたい。

2026年1月26日月曜日

大阪の身勝手選挙ほか

 (1) 大阪府知事選に続いて大阪市長選も始まった。
 先日、友人たちと「こんな大義も道理もない維新の大無駄遣い・身勝手選挙に実際にはどうしよう?」という話で盛り上がった。
 今般の大阪の知事・市長選挙に腹が立つからといって投票所に行かないのは高市自維政権をのさばらせることになるし、知事・市長の投票用紙だけ断るのもしんどいし、【都構想は止めろ】と書いてもただの無効票になるし。

 結果、リベラルの人たちは揃って『知事選挙、市長選挙の投票用紙は白紙で入れよう』ということでいこうということになっていると知った。
 『大阪の知事選挙、市長選挙の投票用紙は白紙で入れよう』が広がれば良い。それが今日では一番効果的だと思われる。 友人・知人にも教えてあげてほしい。



(2)1月25日付朝日新聞「2026衆院選 高市政権 国論二分の政策」は参考になった。

 スパイ防止法ー 思想の自由は 論争必至
 対外情報庁創設ー 国民生活の監視に懸念
 旧姓使用法制化ー 夫婦別姓への機運 暗雲
 外国人政策の厳格化ー 不動産や国籍 対応強化
 「5類型」撤廃ー 「殺傷」の武器輸出へ道
 防衛力の抜本的強化ー 非核三原則の文言焦点
 日本国国章損壊罪ー 罰する行為 どう線引き
 皇室典範改正ー 男系天皇維持 強い意欲
 憲法改正ー 「戦力不保持」削除探る

 オールドメディアもがんばれ!
 わたしも、この辺が今度の選挙の争点だと思う。
 ただ、21日に書いたが、高市氏の「自維が勝てば全権委任を戴いたとします」は非常に怖い。ここは21日や22日のブログ記事を参考にしていただきたい。
  要旨を述べると、高市首相いわく「その後政府が提出しようとしている法律案、これも賛否の分かれる大きなものでございます。だからこそ国会が始まる前に国民の皆様の信を問いたい、そう考えました。そして信任をいただけたらこれは力強く進めてまいります」だそうだ。
だが、その具体的な法律案は示していない。で、選挙の後で「全権委任いただきました」とされるであろう法律案は、思いつくだけでも、改憲、非核三原則、スパイ防止策、増税、年金など・・・。これは全くナチスヒトラーと同じ手法。議会制民主主義の否定だ。減税騒ぎで騙されてはいけない。

2026年1月25日日曜日

つくり笑い

    ラジオから中島みゆきの『ルージュ』が流れてきた。何となくアンニュイを感じさせる歌だったが、〽つくり笑いが うまくなりました~ という歌詞にドキッとした。

 一般に、外見や身体的特徴に基いて批判するのはルッキズムと言って一種の差別になるので控えていたが、心理学などでは酷い「つくり笑いは」はホンネを隠したいときに現れるものと分析されている。

 そう、あの「つくり笑い」の数々は、話の内容のホンネを隠したい、そして、自分の弱さを隠して強さを示したい・マウントを取りたいという見事なシグナルではなかっただろうか。
 小さな世界で潤滑油のようにお世辞や「つくり笑い」があってもいいと思う。それをとやかく言うほど野暮ではない。
 ただ、政治家が、大舞台で多用したそれはやはり批判したい。
 そう、つくり笑いはホンネを隠すときに現れる。

無理が通れば道理が引っ込む

    高市氏の自分勝手な解散総選挙。それでいいのか。 ‥ということで急遽ミニコミ紙を発送したが、編集長は「短期間にこんなに原稿が集まるとは思ってなかった」と嬉しい悲鳴だった。
 自身の身近な心配ごと、年賀状にあったエピソード、現状に対する鋭いツッコミ、そしてウイットに富んだコラムの数々、内容満載の紙面。まんざら捨てたものではないと自信を持ちたい。
 一面の大見出しは「行き詰まり解散」。そう、困っているのは邪な解散に打って出た自維政権だ。
 勝負の決め手は、メッセージの伝え方。そして自分自身の「ジャマクサガリ」をどう乗り越えるかかな。

2026年1月24日土曜日

石筍みたい

    22日の夜、外の水道管が破裂してはならないので少しずつ水が流れるようにしていたら、23日にはこんなのができていた。鍾乳洞内にできる石筍(せきじゅん)みたいなものだが、石筍に比べればあまりにインスタント。
 それにしてもよくできたものだ。
 JCPZが発生して近畿北部は大雪だったが、わが家周辺はたまに風花(かざはな)が見られただけ。それでも夜にはこんな石筍もどきができた。
 去年あたりから健康第一・金銭第二で一晩中床暖を付けているから、そういう外気も知らずに過ごしている。ありがたいことだ。
 日本国憲法第25条は、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」とされているが、軍拡と大企業優遇、トランプ第一の政治の下で震えている人々はいないだろうか。
 テレビを視ていると「選挙の争点は消費税」みたいな解説があって、「各党の間にそれほど相違はない」とか「消費税を減税すれば福祉を削らなければならない」みたいなミスリードが目につくが、ここは「平和や人権尊重の憲法を守る」か「人権や福祉よりも軍拡」で憲法改悪の方向に進むのかが問われる総選挙なんだと思う。

2026年1月23日金曜日

少年老い易し

    小笠原好彦先生の古代史の講座に参加している。
 そのことでお金が儲かることもないし資格が与えられたり何か進級することもないので、社会的地位やスキルのような承認欲求とも縁遠いが、少しばかり心が豊かになるような気だけはする。
 人生の第四コーナーで悔やんでいるわけでもなく、こんなものだと老人顔するのも嫌なので、生きているうちは青春だと思うことにしたい。
 今年初めての先日の講座では、冒頭、先生が次の詩を吟じてくださった。 

    「偶成」 朱熹(朱子)
    少年易老學難成
    一寸光陰不可輕
    未覺池塘春草夢
    階前梧葉已秋聲
 
 少年老い易く学成り難し
 一寸の光陰軽んずべからず
 未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
 階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声
 
 若いうちはまだ先があると思って勉強に必死になれないが、すぐに年月が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから・・・。
 春に池のほとりに草がゆらぐのを見ながらうつらうつらと夢を見ていたかと思うと、庭先のアオギリはもう秋の気配を帯びている。
 (偶成 「たまたまできた」の意)
 漢詩にしても俳句や短歌にしても、文章を削ぎ落して訴えるのが肝心とか。先日から政治状況を睨んで原稿を募集したが、言いたいことがいっぱいあるのだろう、大論文みたいな原稿も少なくなかった。新聞編集では「長い記事は短い。短い記事は長い」という鉄則がある。漢詩とまではいわないが、俳句などの短詩に挑戦してトレーニングするのも有効かも。

2026年1月22日木曜日

中野晃一氏のスピーチ

 
 中野晃一氏のスピーチは解りやすい。
 そんなに長くもない。
 下記のアドレスを反転させて「移動」を選択すると見ることができる。
 ぜひとも見てほしい。

https://www.facebook.com/reel/3126324274221039/?s=fb_shorts_profile&stack_idx=0


気象は地球規模

    昔話になる。気象庁の労働組合は、 省庁再編などもあり現在は国土交通労働組合の一部であるが昔は全気象労働組合として独立していた。
 ヒロシマの黒い雨訴訟で「増田雨域」として話題になった気象学者故増田善信氏が委員長であったときもある。

 もう30年ぐらい前のことだが私は大阪管区気象台で全気象の方々とある相談していたが、それが今日と同じように、記録的な寒波が近づいてきているときだった。
 そのとき、全気象の組合員でもある気象台の職員の方々が、熱気を帯びて職場の中を駆け回っていた印象が今も残っている。
 労働組合の相談をしている周囲でも、どんなに強く大きい寒波がどこにあって、どのように発達しながら日本列島各地に向かっているのかという観測データの話が盛り上がっていた。
 観測機器も手作業に近く、だいたいテレビの天気予報用の黒板も気象台の会議室の隅にNHKと民放用があったころである。
 その熱気に私は「技術系、自然科学系の仕事っていいなあ」と思ったものだった。
 昨日今日あたり、データは格段に機械化されただろうが、やはり予報官たちは熱気を帯びて議論しているのだろうか。

 25年10月24日と26年1月5日にも書いたが、大阪管区気象台が21日「JPCZが停滞するから大雪の危険」と発表し、テレビ各局もそれを伝えている。
 だが、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)がどうして発生するのかという解説はどこのテレビ局もしていないように思う。
 地球規模で起こっていることを狭い日本国内だけで理解しようとするのは如何なものか。
 何か近頃、「島国根性」という言葉が頭に浮かぶことが多くなった。

2026年1月21日水曜日

全権委任

 デジタルクリエーター タガミケンイチ氏のFBの指摘に同意するのでその主旨を以下にほぼ再録する。

🔳 高市首相いわく、”そしてその後政府が提出しようとしている法律案、これも賛否の分かれる大きなものでございます。だからこそ国会が始まる前に国民の皆様の信を問いたい、そう考えました。そして信任をいただけたらこれは力強く進めてまいります。”だそうです。法律案具体的に言っていない。

信任されたら全権委任いただきましたと承知するであろう法律案は、思いつくだけでも、改憲、非核三原則、スパイ防止策、増税、年金など。これはナチスヒトラーと同じ手法。議会制民主主義の否定です。減税騒ぎで騙されている。

もう一つスルーされているのは、16日自民党の小野寺五典安全保障調査会長や日本維新の会の青柳仁士衆院議員らがネタニヤフ首相表敬訪問したこと。パレスチナジェノサイドを認めたことになる。

高市氏を支持する若い方が支持する理由、政治のことはよくわからないが、おちゃめ、かっこいい、決断力があり期待できそう。具体的に何を期待するのか分かりませんが。🔳

 以上、極めて大切な指摘である。

みんな真面目

    高市政権に厳しい審判を というスタンスで原稿を募集したところ、みんなから大いに真面目な原稿が集まった。
 内容に一切問題はないのだが、というか立派な原稿ばかりだが、労働組合でいうところの情勢報告というか、新聞でいえば社説や主張というか、一言で言って堅いし長い。
 広報活動の注意事項に「長いは短い」というのがある。長い記事は読む人が少ないから人に読まれた総字数は短い、反対にいうと「短いは長い」と言われる。 
 それにどうしてもミニコミ紙には速報性はないから、少し前の台湾有事などにフォーカスしすぎて、読者の手元に届くころには少し微妙なタイムラグも生じるかもしれない。
 ならば「寸鉄人を刺す」みたいなひとことコラム(文字の風刺画?)をと考えたが実際に書こうとすると凡才には大いに難しい。
 しかしここは恥も外聞もなく挑戦するしか仕方がない。そんな気持ちで編集長に送信したが、・・・もう、あとはよろしく。
 最後に、井上ひさしさんの言葉を複唱、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」。ははあ~~。

2026年1月20日火曜日

寒波の前

    19日は暖かったが、ラジオはこの後強い寒波が長く来るから気をつけろとアナウンスしている。JCPZの直撃だ。
 なので19日中にと、きつい棘に抵抗されながら花柚子を収穫した。その場所はわが家の中で一番収穫のし難い場所なので梯子を架けての少々危険な作業だったがどうにか目的を達した。
 3家族のジャムや柚子茶になる。 
 ただし、孫の夏ちゃんが後日採りに来る分は木に残しておいた。

 その作業中ひとつ好い事があった。頭上をゆったりと鷹が飛んで行ったのだ。鹿背山のオオタカだと思うがカメラは持っていなかった。オオタカは久し振りだった。
 この辺りでは鷹はカラスの集団に追いかけられて不様なことが多いが、19日はほんとうに悠々と飛んでいて見とれた。

    庭での作業中、蝋梅の香りが爽やかだった。
 「いい香りですね」「明日から寒いそうですね」などと通行人が声をかけてくれた。
 長期の大寒波! ウスイエンドウの苗、気の早いアジサイの新芽、ニオイバンマツリ等々寒さに弱い草木は耐えられるだろうか。

 夜には首相の記者会見があった。「与党連合が過半数を得たら憲法改正、防衛政策の見直しが支持されたことになる」との発言には寒波以上に背筋が寒くなった。
 CIA並みの機関を作る、スパイ防止法を作るなどは特高警察国家の宣言と思われる。
 中国に対してはまるで開戦前夜のようだった。
 常識ある経済界からしても高市内閣は亡国の政権ではないだろうか。
 いま対抗しなくていつの日か!という気持ちになってきた。

2026年1月19日月曜日

羊頭狗肉でなければよいが

    幾つかのテレビ局の夕方のテレビで、ニュースの終わりに赤ちゃんの誕生や誕生日を祝う短いコーナーがあるが、近頃は、キラキラネームを通り越して「その漢字でそう読ませるか??」という名前に驚くことが多い。
 もうそれが普通なのだから「驚くあんたが古い」と言われそうなので、まあそれも子供への親ばかなのだろうと認めようか。
 ところで、政党の名前はどうだろう。
 過去の新党の名前を適当に思い出してみると、国民新党、新自由クラブ、日本創新党、みんなの党、維新の党、改革クラブ、希望の党、減税日本、サラリーマン新党、新党さきがけ、スポーツ平和党、福祉党、民主改革連合などなど、どうも「名は体を表す」とは言い難いものも少なくない。
 キラキラネームではないが、単純に名前と名前から受けるイメージや宣伝文句で「信じる」のは〇〇詐欺にあう思考傾向と似ている。西洋ばかり眺めて東洋の知恵を馬鹿にすると「羊頭狗肉」の故事成語が解らない。
 さて、ラテン語に由来する、共有、共通、共同という意味の「コミュニズム」は町のコミュニティー会館などとして普遍性を持っているが、生産手段を協同体で運用しようという近現代の思想を「共産主義」と訳したのは明治の日本人で、言ってみれば、その言葉(漢字)を中国などが輸入したので、言葉(漢字)のことだが本家が日本だというのはあまり知られていない。
 「中道」という言葉は仏教にもあるが、右と左の中間が中道だというのはあまりに安っぽい理解でないか。釈迦の教えはそんなに安っぽくはない。例えば話題の「台湾有事」について、日本が攻められてもしないのに出かけて戦争しようという右の意見と、憲法違反の戦争はするなという左の意見の間の「中道」ってあるのだろうか。
 遠い昔に民社党という政党があったが、中道の名の下に肝心なところで裏切ってばかりいたように感じている。 
 今度の方々は、最初の最初から「安保法制は合憲」「原発再稼働容認」らしいから、もっと解りやすい。

2026年1月18日日曜日

嫌な時代の雰囲気

    近くのけっこう広い公園と
そこに表示されている注意書きをパチリ。
 どう見ても全てのボール遊びが禁じられている。
 ボール遊びといってもピンからキリだが、固くないボールもあるのじゃないか。
 小さい子供にあたったらどうする。何かあったらどうする。・・そういうことだろうなあ。

  世にいうモンスターペアレント対応だろうか。
 何かとりあえずは禁止にしておけば責任はかわされるというような底意が見えるようだ。個人の感想だが。
 ニッポン、ほんとうにそんなのでよいのだろうか。
 下の黄色い表示は最近追加されたものだ。
 きっと自治体に注文というか抗議あたりがあったのだろう。想像。
 カスタマーハラスメントにうなだれる公務員の姿が見えるようだが、職員側も一人で悩まずみんなで相談して、力を合わせて意見を述べたらどうだろう。
 この看板から、公務員のメンタル不調が透かし見えるようだ。・・みんな個人の感想。

2026年1月17日土曜日

胡姫酒肆

    先日、漢、唐の長安城の市(市場)について講義を受けたが、そのレジュメの中に、西市の中の「行(こう)」の分布図があった。
 行とは市場の中の果物屋とか肉屋とか同業者による商店街のようなものである。
 古代中国の市場であるから基本的には壁に囲まれているのだが、その西門周辺に、〇〇食店というのと並んで酒肆や胡姫酒肆とあったので、李白の「少年行」を思い出した。

  「少年行」 李白
   五陵年少金市東  
   銀鞍白馬度春風  
   落花踏盡遊何處  
   笑入胡姫酒肆中 
 
 五陵の年少 金市の東
 銀鞍 白馬 春風を度る
 落花踏み盡くして何れの處にか遊ぶ
 笑って入る胡姫の酒肆の中

「五陵の豪族の子弟らが東市を行く、白馬に銀の鞍をつけ春風を受けて進んでいく、落花を踏みつくして一体どこへ行こうというのだ、笑いながら入っていくのは胡姫のいる酒肆の中だ」
・・李白が詠んだのは東市だが、子弟らが入っていったのは胡姫酒肆だった。そして長安はクルド人など胡姫の居る西域に近かった。キャバレーかショーパブといったところだろうか。胡旋舞などの言葉は今もある。
さらに城壁に沿っては、公の記録にはなかっても安宿と歓楽街があったともいう。
古い古い古代史の勉強が、いやに解りやすいイメージになってきた。
(掲載した図はネットにあった「井出敏博の日々逍遥」にあったもの)

2026年1月16日金曜日

あれから31年

    1.17からもう31年も経過したのかと思うとゾッとするが、記憶は昨日のことのように残っている。その記憶はとりあえず横に置いて・・・
 
 さて、神戸の六甲道で被災された洋食屋Mon Ami(もなみ)が大阪で再開された店でたまたま人が少なかったとき(普通は常に店外に行列状態)に、カウンターでオーナーに「梅田から西向いて電車に乗ると街が美しくなりましたね」と話しかけたときオーナーが、「そう見えますか?」「私には借金の山に見えるんです」と返されたのを今も思い出す。

 その後の東日本大震災や能登半島地震を見ても、日本列島は自然災害を避けられないが、「阪神」のとき政府が「日本は資本主義の国だから個人補償はできない」と言い放ったのに対して、日本共産党が、小田実氏や幅広い住民やそのグループと団結して、避難所の諸問題の改善から、個人財産への支援金支給である「被災者生活再建支援法」を成立させたのは特筆すべきことだった。

 他国の大災害のニュースの映像などを見ると、避難所などの施設や環境が大きく改善されているように見えるが、それに比べると、この国では軍事費や「裏金」は膨らんでいる一方、ほんとうに災害対策は放ったらかしの気がする。
 災害も怖いが、この国の政治の劣化も怖ろしい。

 阪神のニュースで頑張られた久米宏氏の訃報にお悔やみを申し上げたい。

2026年1月15日木曜日

小正月

    1月15日は小正月。
 先日友人から「お正月飾りはいつ外すのが正しいのでしょう。関西は15日と書かれているものが多いが近所はもう外しているが」というメールを戴いた。
 世間全体が気ぜわしい時代にいつまでもお正月気分ではいられないという雰囲気にも一理はあるし、だいたい解散総選挙という生臭い話が降ってわいてきたので、私も注連飾りなどを少し早く外した。
 そして15日、神社に行く暇も惜しいので、わが家でとんどを催行した。
 そこそこそれらしいとんどであった。

古き仏たち

    菊の香や奈良には古き仏たち 芭蕉 といわれるが、仏像を信仰から離れて鑑賞するのも面白い。と、・・少し不遜なのは申し訳ないが。
 例えば興福寺の阿修羅像。20世紀初頭にピカソらが唱えたキュビズムが人間の顔を多面的に描いたが、すでに奈良時代の仏像はひとつの体にいくつもの顔を持っていた。これって考えると至極納得。キュビズムの先駆かも。

 私が子どもの頃の漫画に「未来の飛行機」というのがあって、それには長い翼とそこにプロペラがいくつもついていたが、人間の発想というか想像力は昔もよく似たもので、各地の千手観音というのは、こういう力もある、ああいう力もあるというのを形にしたらそうなったのだろう。
 その発想を「単純だ」というのではなく、人知を超える知恵や働きを文字以外で伝えるのには適切だったのだと思う。

 服装(着物)の文化でいうと、多くの埴輪は左衽(さじん・左前)であったが、719(養老3)年に右衽※とされて今日に至っている。ところが古い仏像には右衽も左衽もあるから、律令など浸透していなかったのか、それとも仏師のこだわりか? きっと前者ではないか。
 そもそも左衽は中国の北方民族=夷狄の風俗とされていたが、騎馬民族の戦闘力が格段に勝っていたので、紀元前3世紀、趙の武霊王は胡服騎射を採用したとあるので仏教の守護神四天王に左衽が見られないかと注目しているが、戦闘服のためもうひとつよくはわからない。
 ・・・というようなことを考えながら、実生活には何の効用もないが、奈良の古刹を巡っている。

右衽(うじん)を右前(みぎまえ)という。前の相手の人から見て右側の衽(おくみ・襟)が上であるからという説明もあるが、前という字には先という意味もあるから右の襟を先に合わせてから左を上に合わせるという意味で右前だと思う。

2026年1月14日水曜日

一部の議員秘書

    国会議員の秘書というと受付やお茶くみと誤解されている方もおられるが、実は少なからず議員の代理で仕事をしたりする。 
 古い話をしてもよい歳になったから語ると、私が労働組合の役員であった頃、野党とはいえ社会党の議席は多く、それを支えていたのが総評だった。
 そして有力な労働組合の大幹部は社会党議員の秘書を兼ねていたので、「議員の秘書だ」というと使用者側にけっこうな圧を持っていた。そんな現場をいくつも見てきた。秘書には秘書のバッジがあった。
 我われは、いわゆる総評非主流派で政党支持の自由派であったから、そういうものを冷ややかに眺めていた。
 そんな古い思い出を書いたのは、1986年から本格化した統一協会による自民党秘書への潜入作戦が統一協会の霊感商法温存に絶大な力を発揮し、はては山上被告の家庭破壊のような不幸をいっぱいバラマイタからである。
 だから多くの自民党議員が統一協会員を秘書にしていたということは大きな半ば犯罪行為だったと私は感じている。
 そして最近、国民民主党の某秘書の兼業先が堂々と東京電力になっていたと報道された。
 ここまで露骨でなくても、国民民主党の議員本人が電力総連、つまりは電力会社社員というのも少なくない。
 原発に反対できないはずである。
 この記事は、議員秘書制度を否定しているものではない。しかし、議員の国保税ちょろまかしを指南した維新の元秘書なども含め、よくない秘書もいる。

2026年1月13日火曜日

原稿を書く

    突然(というほど予想外でもなかったが)の衆議院解散総選挙が現実味を帯びてきたので、受けて立つミニコミ紙を急遽発行しようということになった。
 この急転直下は高市政権の弱さの表れそのものだが、そこは力関係。もたもたしていると弾き飛ばされる。
 ミニコミ紙で反撃しようとその旨を発信したところ、瞬間的に原稿を送ってくれた友人がいて感激した。
 つられて私も3本ほど書いたが、書きたいテーマは山ほどある。今は裏方に回ろうと書くのを抑制しているところだ。
 高齢者にとっては短期決戦はありがたい気もするが、始動が遅れれば時機を逸す。
 「こういうテーマで書くよ」とテーマ分担の予約も入っている。
 多彩なテーマで短い読みやすい記事がたくさん集まるといいなあ。

2026年1月12日月曜日

枯凋性(こちょうせい)

    雑木林にひときわ目立つ木がある。なぜ目立つかといえば常緑樹でもなく、落葉樹のようだが枯れ葉が落ちず、「ちゃらんぽらん」の漫才ではないが、中途半端やなあ~。
 こういうのを枯凋性(こちょうせい)というらしく、先祖は常緑樹であったものが落葉樹に変身中らしい。知らんけど。
 名前はブナ科コナラ属のクヌギで、実はドングリ中のドングリ。
 夏にはカブトムシなどの甲虫が来るので有名。

    検索してみると、冬にも葉が落ちないので「受験生の守り神」というような文に出くわしたが、それならもっと美しい常緑樹がいっぱいあるのに・・、それに枯れ葉の見た目があまり美しいとも思えないので、この文章にはへえ~というのが私の感想。

 シイタケ栽培の原木でもある。昔友人の「種打ち」を手伝ったことがある。わが家では息子がシイタケが苦手だったので、わが家では栽培してこなかったが一度やってみようかな。
    備長炭に代表される白炭に対してクヌギの炭は黒炭、その代表が菊炭。
 

2026年1月11日日曜日

十日戎から楽々亭

    10日に今宮戎神社(今宮の戎っさん)の「十日戎」に出かけた。このお参りをしなくてはどうも年が改まった気がしない。
 さてさて神さまの世界も俗物人間どもに汚されていると見えて、福笹を付けてくれる福娘やお嬢さんたちに向けては「撮影禁止」の表示が大々的になされていた。
 AIによって悪質な編集がされるからと思うとやむを得まいが・・・
 もう一つ、例のコロナ以降、社殿の裏でドンドンと叩く銅鑼もなくなったままだ。ただ、裏の賽銭箱には長蛇の列だった。昔はこんなことはなかったが??? 神さまの世界も時代とともに・・・なにか味気ないなあ。
 でもって並ぶのは止めて、裏の遠くから、”奈良の夏ちゃん、凜ちゃん、頼んまっせ!”と声をあげてきた。

    そして、今宮戎から難波へ出て、しばらくぶり(何十年ぶり?か)で夫婦で焼肉の楽々亭へ入った。
 ここへ来たからには、ロースなんかの焼肉では面白くないので、盛り合わせ以外にマメ、ツラ、ハートを追加した。焼肉というよりも、ホルモンと言っていた時代を思い出す。もちろんアオ(ネギ)の追加も昔のままお願いした。

 20代の頃よく来ていたことをいろいろ思い出して、気分は半世紀以上若返ったが、にごり酒を飲み過ぎて帰りのホームでへなへなとひっくり返った。現実は後期高齢者以外の何者でもない。妻には節酒せよとお説教を戴いた。
 戎っさん! 商売繁盛はエエから家内安全を頼んます。
 その上に余力があれば、内外の好戦主義者にお灸をすえてね!
 天気もよく、まあ好い十日戎だった。