2026年2月26日木曜日

トンビ 2

    トンビ(鳶)のことは2025年12月13日に「もう長い間見た記憶がない」と書いたが、この23日に庭に出ていると、頭の上でピーヒョロヒョロヒョロと間違いなくトンビの声がした。2羽のトンビが上昇気流を捕まえて舞い上がっていた。(写真はスマホで撮ってパソコンで拡大した)
 海や川の近くなら珍しくもない光景だろうが、内陸?のわが家では珍しく、懐かしい日本の原風景を感じた。
 ピーヒョロヒョロヒョロの声もいい、ほとんど羽ばたかず上昇気流だけで舞っているのもいい。

 鳶は残飯や死骸を漁るので現代ではパッとしない鳥という印象があるが、天皇即位の礼では、「霊鵄形大錦旛」(れいしけいだいきんばん)が飾られる。
 それというのも、日本書紀神武紀には鳶(鵄)が出てくるからだろう。
 神武(天皇)が長髄彦と戦っている際に、金色の鵄が天皇の弓に止まると、その体から発する光で長髄彦の軍兵たちの目がくらみ、東征軍が勝利することができたとされる。この鵄を指して「金鵄」(きんし)と呼ぶ。
 戦前は武勲をたてた兵に対して金鵄勲章が下賜され、煙草にも金鵄という煙草があったが、金鵄の包装紙が道に捨てられたり踏んづけられたりするのは不敬だというので昭和15年に「ゴールデンバット」に変更された。
 中華文明では目出度いとされている蝙蝠もいらぬとバッチリだった。

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