2026年2月22日日曜日

枚方のプール跡

    ABCテレビの「ニュースおかえり」の中の「なんでやねん」というコーナーが面白いということは25年11月3日に書いたが、先日のそのコーナーは「枚方の住宅街のど真ん中にプールがあるのんなんでやねん」であった。 
 枚方には勤務していたこともあるが、当時の私は内勤だったので何も知らない状態でテレビを視たのだが、私の予想は「禁野弾薬庫の工員たちのためのリクリエーション施設ではなかったか」であった。
 というのも、以前にこのコーナーで「玉造に古いビリヤードがあるのんなんでやねん」が放送され、大阪環状線(城東線)がなかった当時、大阪砲兵工廠の工員たちは鶴橋から歩いていたので、その途中の玉造は繁華街であったと放送された記憶があったからである。
 そして枚方のプールの私の答えは、ほゞ及第点のようで、戦前、やはりここには禁野火薬庫と大阪工廠枚方製造所があり、工員の慰労も兼ねた映画館やプールがあったということであった。
 なお陸軍禁野火薬庫は昭和14年(1939年)、死者94人負傷者602人という大爆発事故を起こし、これは危険だということで、もっと田舎の方(東の方)へ移転となった。それが現在の自衛隊祝園弾薬庫である。
 先日、住民税の申告のために役場に行って、玄関前駐車場から西の方をスマホで撮影した。
 実に長閑な田園と森の風景であった。
 私は長い間、その森をただの立派な里山だと思っていたが、それが禁野火薬庫の移転してきた祝園弾薬庫の大きな土塁だったと知ったのは住み始めて後のことだった。
 いまその弾薬庫に敵国先制攻撃に使用できるミサイルを保管できるようにする工事が進んでいる。
 先制攻撃の目標は敵国の基地や弾薬庫とされているから、その敵国は同じ発想で「さらに先制」しようとするに違いない。
 外交抜きの軍事力で戦争を抑止するという発想は、果てしない軍拡競争と、ちょっとした行き違いからの戦争勃発の危険を止められない。
 長閑な森は長閑でない。

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