2023年6月24日土曜日

米連邦取引委員会、アマゾンを提訴

   米連邦取引委員会が6月21日アマゾンを提訴した。
 わかり辛いウェブサイトで数百万人を「だまして」同意なくプライム会員に入会させたという理由。
 アマゾン側は「明快かつシンプルな説明だ」と反論しているが、私は米連邦取引委員会の提訴を支持する。

 恥ずかしながら私も一度はそれに引っかかったからである。

 もう何年も前で、丁寧に過去のブログを繰れば出てくるだろうが、ブログにも経緯を書いて、フェイスブックでも「注意するように」アップした。

 私の場合は、カード会社から身に覚えのない引き落し予定の通知があったのであれこれ手繰っていくとアマゾンプライム会員の年会費であることがわかった。

 その原因は買い物で「今回は送料無料」をポチッとしたことによる。そして、後で読み直してわかったが、画面上の細かい説明をスクロールして読み進めると、ほんとうに最後の方に小さな文字で、意思表示のない限りプライム会員になる旨の文字があった。

 私の場合は、それ以降頻繁に買い物をしていなかったこともあり、即「プライム会員を止める」をポチッとしてその年会費は支払わずに済んだが、続けて送料無料の買い物をした場合はその行為が年会費承諾となるような文字もあった。

 今でも「送料無料」の買い物はするが、「プライム会員になって送料無料」とか「送料無料をためす」的なものはポチッとしないようにしている。

 もちろん、制度を知った上でアマゾンプライム会員になられるのは問題ない。しかし、知らない間に会員にされる問題は、米連邦取引委員会の提訴のとおりである。そう思うと、日本政府の対応の鈍感さは嫌になる。

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