労働災害防止の鉄則に「人はミスをするものだ」という認識の前提がある。ヒューマンエラーと言われたりする。
孔子先生の、『過則勿憚改』(過ちては改むるに憚ること勿れ)(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)というのも「人間は往々にして間違うものだ」というのを前提にしているようで的を射ている。
孔子先生の、『過則勿憚改』(過ちては改むるに憚ること勿れ)(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)というのも「人間は往々にして間違うものだ」というのを前提にしているようで的を射ている。
故に「過ちて改めざるをこれ過ちと謂う」というのが胸に刺さる。マイナカードのことである。
私は以前に「マイナカードは必ず個人情報漏洩事故を起こす。絶対に」という趣旨のことを書いたが悪い予想は的中した。
そのときに、単に個人情報漏洩問題ということでなく、ドイツではナチスの蛮行の歴史の教訓から、国家が国民の個人情報を丸ごと把握するようなシステムは憲法違反とされているということを書いたが、これもそのうちに歴史が証明することになるだろう。
フェイスブックを見ていたところ、見事に「改めた」経験が投稿されていた。
これが人間として正しい生き方だろう。
反対にいえば、それでも「改めざる」のが「過ち」でないだろうか。
中野裕子さんの投稿は以下のとおり。
🔳父がマイナンバーカードを自主返納するというのでついていってみた。
わりと右派な父がどうしたと理由を聞いてみると「作ったときはまさかこんなことになるとは思わなかった」と。
手続きは、市役所の窓口で「個人番号カード返納届 電子証明書失効申請書」という紙ペラ1枚を書くだけ。
返納理由の欄には「セキュリティ面で不安だから」と書いていた。
窓口の職員さんは「返納…ですか」と戸惑っていたから、滅多にいないんだろうな🔳
掲載した写真も転載。
蛇足ながら、担当大臣をはじめ政権幹部の日本語の破壊行為に私は憤っている。
カタカナ交じりの文言を滔々と語るが中身がない。
商取引なら誇大広告、もっと言えば詐欺にあたる。
善意の人間はそれにだまされて手続きをする。しかし・・・過っていたと気付いたならば改めるのが正しいと孔子先生はおっしゃった。
該当するなら、中野裕子さんの父上のように行動しませんか。
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