「そうか、それなら算盤は無用になるな」と合点した私がその後どうしたかは言うまでもない。
ところが、私が働き始めた60年代後半(昭和40年代)にはまだ普及しておらず、仕事は基本的に算盤でするものだったから往生した。
その頃(その後?)、職場に1~2台?あった写真のタイガー計算機はなかなか触れなかったが、その便利さに驚いた。機械式計算機で掛け算、割り算が容易にできた。写真の奥のダイヤルに数字を入れ、一番手前の桁送りレバーで桁をずらしながら、右ハンドルで右回転で掛け算、左回転で割り算だったような記憶がある。
数年後、待望の電卓?が1台配備されたが、現在のホームプリンターよりも大きく重いものだった。それでも貴重なものだったから帰りにはロッカーに格納して施錠したものだった。
今につながる電卓がいつ頃使えるようになったかは忘れたが、1970年代以降だと思う。それも一人1台はなく、共用の備品だった。
それが今では百均で十分なものがあり、名刺サイズや他の機能と合体したものなど様々で、こんなブログ記事自体が『死語辞典』みたいだが、不器用で悪筆故新しいOA機器には相性が良かったと思う。
算盤も上手で筆記も上手な人の一部で、変にOA機器などに馴染まず、ガラケーであることを今でも自慢する人がいるように思う。心理学的には明らかな法則だと思われる。
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