2023年6月13日火曜日

牧野博士を真似る

   わが家を出た直ぐのところに群生している。
 一見したところ見事なお花畑で、これが高山ならガイドブックに載るかもしれない。
 で何というか典型的な空き地の雑草であるが、「雑草という名の草はない」わけで、しっかり確かめようと考えた。
 何を確かめるかといえば、この草はハルジオンかヒメジョオンかという同定である。その内のどちらかであることぐらいはまあまあ私も知っている。

 そこで中公新書『雑草のはなし』などを読んで二つの特徴を確かめることにした。
   以下ヒメジョオンをメーンに記述する。
 ① ヒメジョオンの花はハルジオンの花よりも少し小さい。・・・いま二つを比較することはできないが、写真の花は小さい方のように思われる。
 ② ヒメジョオンの方が背が高い。写真のとおり、まあまあ背が高いように思われる。
 ③ ハルジオンの蕾は下を向いてうなだれる。これが写真のとおり微妙なのだが「特徴」と言えるほどの形状とも思えない。
   ④ ヒメジョオンの下部の葉は鋸歯場だが上部はそうでなく、ハルジオンの葉は茎を抱いているが、写真のとおりこの草は「抱いて」いない。
 ⑤ ハルジオンの茎は中空だが、ヒメジョオンの茎は中空ではない。写真のとおり全く中空ではない。

   結論として、ガイドブックなどの文章は判りにくいが、⑤ の茎を切ってみたところ全く中空でないから、ミルクボーイ風に言って「ヒメジョオンで決まりやないか」と自分自身納得した。

 なお、なぜヒメジオンではなくヒメジョオンであるかという話も面白いが、今日はこれまで。

 牧野富太郎ごっこ。

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