近頃、二つの機関紙?というかニュース?というか・・の原稿集めを担当?している。 何となく担当みたいになっているだけだが、こんなことは「言われたからやる」「決まったからやる」ものでもないから別に不満もない。
「みんなで呼びかけよう」「賛成賛成」となるのだが、思い通りにはうまくいかないのが原稿集め。
まあ「指示待ち人間」などと言われたくないから放っておけないとこうなる。つまり勝手に原稿集めをしている‥それはそれでよい。
二つのニュースの読者はほゞ重なっていて、みんな数十年の間、定型に似た?小難しい文書ばかり書いてきた公務の卒業生である。
となると、反対に定型ではない自由な原稿は不得手だという声が上がったりする。あるいはどうも堅い話、もっと言えばお説教臭い文章になるという傾向も生まれる。つまり下手をするとせっかくのニュースがつまらなくなる。難しい。
川柳界の重鎮・故近藤勝重氏は「5W1Hではない。6W1Hだ」「Wow!(ワオ!)という感動が大切だ」と書かれていたが、元公務の高齢者にはそれもまた難しそうだ。
それでも何とか「読んでもらえる」紙面にならないものかと、何号か前から思いついて川柳を募集した。川柳には全くの門外漢であったが、短歌や俳句は難しそうだし、川柳ならサラリーマン川柳やシルバー川柳ぐらいは誰もが読んだことがあるだろうと、その程度のとっかかりだった。
そして先日、ひとつのニュースを発行した。コンセプトは目前の参議院選挙で世の中を改善しようというもので、その中で私が投稿した川柳は、「タラバガニ食ってキーウにすんまへん」と「ユスリカのいのち輝く夢の洲」だった。
タラバガニの川柳は、ロシアに経済制裁とか言いながら大量に輸入している日本を、ユスリカの川柳は、万博会場で大発生している現実と万博のメーンスローガンとのあまりの隔たりを突いたつもりである。
そしてここからが今日の本題だが、発行したニュースを読んだ読者から、すぐに「掲載の川柳読みました。川柳っておもしろいです。短い言葉綴りの中から色んなものが出て来ます」「先ずトイレ リハビリ終えて またトイレ」 SOさん、ありがとう。僕だけやなかったわ(^o^)」という文とその方の川柳を添えてメールがあった。
嬉しい、やっぱり編集方針に間違いはなかった。
最後に、川柳ではないが15日朝のNHK短歌を見ていると、「どんな時に短歌ができるのですか」というアナウンサーに歌人曰く「締め切りが迫ったときです」というのがあった。
そうだ、川柳だって勝手に湧いては来ない(来る人もいるだろうが)。締め切りと編集者への気遣いで出てくるものだと自分自身に言い聞かせた。
こういうのは川柳を愚弄している似非柳人の戯言だろうが、それでも編集者の顔を立てて投稿してほしいものだ。
高齢者の日々の生き方について書かれた文に、「請われれば一差し舞え」という箴言もあった。
近藤勝重さんの本には「書く子は育つ!」とも・・・。
近藤勝重さんの文字が目に入った。だいぶ昔に毎日放送ラジオで聴いていた。少し鼻ぐもりでもっちゃりした語り口だったと想うが、拝聴後は「まったり」と、「うふふふふ」と、あ~あァ聴いて良かった 温かみが残る話しだった。 岳人
返信削除「書く子は育つ!」育ってない私 道は遠い!
返信削除岳人さんありがとう。近藤勝重さんは、『「思うこと」より「思い出すこと」。論よりエピソードを書け』、『主張より告白、自慢話より失敗談』とも。
返信削除それに比べると私などは愚痴話だ。ああ。
匿名さん。この謙虚?というか自虐?的なコメントは育ってきた?証拠じゃないでしょうか。それに育ったかどうかは自分で言うものでもないでしょうし。「書く子は育つ!」
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