賃金や年金などの入金とそのあとの市民が財布代わりの出入りでは採算が取れないというのだろう。
街というものが生き物同様に成長し、成熟し、そして下り坂を迎えるということが実感される出来事だ。
そこで、支店がある別の銀行に口座を開設して某銀行の方は定期預金の解約手続きに行った。
向こうも慣れたもので「支店廃止のためですか」と言いながら、淡々と進めてくれた。
素人考えでは、街全体では結構な痛手でないかと勘繰ったが、銀行側からすれば取るに足りない額なのだろう。
その銀行の光景だが、いくつかの相談コーナーがあってそれぞれにメーンの椅子と、サブの椅子が置かれていた。サブの椅子には背もたれもない。
そこで、私たち夫婦はメーンの椅子には妻が座って私はサブの椅子に座った。それは家計に係る仕事はほとんど妻にしてもらっているからである。
そして、手続き途中の待ち時間に眺めるともなく眺めていると、他のコーナーでも圧倒的に女性がメーンの椅子に座り、男性はサブに座っていた。
こういう日本の社会の現象は世界標準からは外れているだろうか。悪い意味でのジェンダー間の差別問題を含んでいるだろうか。
定年離婚で亭主が追い出される話があるが、そことどこかで関わっているだろうか。
銀行の中で、そんなことをツラツラ考えた。
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