2022年11月24日木曜日

しろばんば

   井上靖の小説『しろばんば』の「しろばんば」は、綿虫のことらしい。
 幾らかの虫(種類)の総称らしいが、雪の降らないわが地方では雪虫というよりもやはり綿虫だ。

 写真は、スマホで撮ってパソコンで拡大したので、白いゴミくずみたいだが、普通に飛んでいる姿も全くゴミくずみたいだ。
 翅や脚や触角など普通には判らない。

 風の穏やかなときに何処からともなく漂ってくる。晩秋の風物詩だと愛でている。

 長閑にそんな感想を書いているが、ガスや電気やインフラを破壊されたウクライナにはどんな冬がやってくるのだろう。
 彼の地の子ども達が、「しろばんばだ」と呑気に語れるように祈るしかないのが口惜しい。

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