テーマは新刊の『一汁一菜でよいと至るまで』だった。
この本、私はすでに読了済みだった。それなのにこのブログの『乱読積んどく』にあげなかったのは、強いて面白いと思わなかったからである。強いて・・。
共感したところは、「家庭料理ではプロの料理人の真似をしなくていい」というところだったが、それを強調するあまり「一汁一菜でよい」とまでしなくてもいいのではないかと私は思った。
ただ、氏の味吉兆での修行時代の話、フランスでの修行時代の話は面白かった。まあ、そういうプロ中のプロの調理を体現したからこそ一汁一菜の提案が負け惜しみになっていないのだとは思う。
この新聞記事で面白かった箇所は、山極寿一さんの教えてくれた本の「人間は賢いから料理をしたのではなく、道具を使い、火を使い、料理をしたから人間になった」というくだりだった。
近頃は出来合いの料理、あるいはチンだけの冷凍食品が溢れている。しかもけっこう安い。そして、馬鹿にできない味のものも少なくない。こうなると人間はゴリラに帰るのだろうか。
一汁一菜でよいから工夫と調理を放棄してはならないと思う。
府堺工OBの稲垣です(悪友には西野山田増井がいました)。 ご無沙汰しています。昔昔のそのまた昔しは青い旗で走り回っていました。今は年金者組合のオレンジ系(黄色)の旗で、トボトボと徘徊しています。最近では北山さんから赤旗の宣伝カーで指導を受けてます。ご存じだと思いますが、京都でおこなわれる日本高齢者大会の記念講演で山極壽一先生が話しされます。お会い出来たら幸いです。
返信削除ナップザックに歯ブラシを入れていましたね。ははは。
返信削除最近のことはヤマ君から聞いていましたよ。
これからも、よかったらコメントください。