2022年9月5日月曜日

稲夫の夜

   線状降水帯という天気予報が珍しくなくなった。気候変動という言葉が納得される。
 先日は大阪泉州続いて南河内に警報が出て、その後近江湖東に移っていった。ということはその雲がこの辺上空を通って行った筈だが幸いなことに知らぬ間に通り過ぎていった。
 そういえば遠くない地区で豪雨となっていても嘘のように青空が見えている時も少なくない。超大型台風も来て、不思議なことも多い。

 ところで3日の夜は突然の酷い雷雨になって、これが続けばあちこちで崖崩れや川の氾濫が起こっても不思議でないと夫婦で話し合っていたところ、近くに落雷があり、わが家の斜めの街区が停電になった。そこは隣の自治体なので、関電の配線も大きくは自治体ごとに分かれているようだった。関電に電話した方もそのような説明だったらしい。

 そこで、一応ナルホドと理解しつつ翌朝配線の状況を見上げたところ、同じ電柱の同じ線(らしい)から南北に分かれていて、片やK市の街区は停電、片やS町の街区は通電していた。精密に点検したわけではないから何とも言えないが、K市の街区だけが停電した理由(K市側とS町側に分かれていてそれぞれの基部にブレーカーのようなものがあるのか??)私の知識では解らない。
 幸いわが家は無事だったし、最低限と思ってPCの線は抜いておいた。
 近頃は固定電話の受話器も停電では使えないし、その上に携帯が充電切れというご近所に携帯をお貸ししたりしたが、災害は忘れた頃にやってくる。気をつけなければ。

   閑話休題 古来、イナズマは「稲の夫(ツマ)」で、稲の種を妊娠させて稔らせるものと考えられてきた。
 そういえば、翌朝に散歩するとイネ科の草ぐさが昨夜の豪雨に打たれて斜めになりながらも、どこかイキイキとエネルギッシュに見えたものだ。
 ほんとうにそう見えた。

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