2022年9月12日月曜日

アナログ懐古

   友人たちの間には頑なに「ネットなんか嫌だ」とガラケーに拘っている人々がいる。
 私は「それでは情報社会に取り残されるだけだ」と翻意を促すのだが、彼らからは反対に「ただの新しもん好き」かのように疎まれている。

 ただ機器でいうとブラックボックス化したデジタル機器は私も好きではない。
 直観でも対処できていたアナログ機器が懐かしい。
 ただの新しいトリセツの習得が邪魔くさいだけの「邪魔くさがり」である。

   9月10日仲秋の名月、東の空の雲が徐々に取れて見事なハーベストムーン(収穫月)が現れたのでデジカメで撮影したが、あまりに煌々と輝いていたので、月の兎が飛んでしまった。
 こんな時の設定は以前に対処したことがあったが読み返すのが邪魔くさくて、「ただの綺麗な満月」で終わってしまった。
 そして「昔のカメラなら絞りもみんなダイヤルで表示されていたのに」と口の中でつぶやいた。ガラケーの友人たちを笑えない。

   そんなもので掲載の上の写真は11日の朝方の西の空。周りも明るくなってきてコントラストが自然に薄まってきたときの満月。兎もぼんやりと感じられる。あまり複雑な設定はしていない。
 下の写真はその少し後の東の空。こちらはデジタルの最たるスマホ。悲しいかなスマホの写真が侮れない。

 一番下はわが家のお月見(10日)。


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