だが孫の凜ちゃんはどうしたわけか昆虫がダメで、少々祖父ちゃんを寂しがらせている。
わが家の庭に、すぐ横の街路樹からタマムシが飛んでくることがある。
蛍狩りよろしく夫婦で「来た来た!」と声をあげて「鑑賞」している。孫の夏ちゃんが来ている時なら直ぐに捕りに行こうとするが、それほど簡単には捕まってはくれない。当たり前だ。庭を飛び回ってくれただけだがタマムシは吉兆虫、きっと好いことがある兆し。
目の前の遊歩道を見ていると、低空飛行のタマムシが歩行者の顏前に飛んで行ったりしているときがある。
そんな時、ほとんどの人はスズメバチにでも襲われたかのように驚いて逃げておられる。凜ちゃんではないが、それが「普通」のリアクションだろう。
でも吉兆虫である。私は「あ~あ、吉兆を逃したな」と、少し意地悪な感想をもってそれを見ている。
読者の皆様に好きことがありますように。
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