それでも、表向きは対極にあって近隣国をののしってきた元首相や自民党などの政治家が、選挙の票や手足のために積極的に彼らの「広告塔」を買って出ていたことが明らかになった。
いまさら、彼らに論理の一貫性や倫理的誠実さを求める気はないが、それぞれの利権のためには悪魔とも手を結ぶかのような態度は、文鮮明が定義したサタンの国を思わせて変に感心する。
先だって、韓国の有力なテレビ番組が、実はいわゆるKCIAが日本の右翼を資金援助していたことをすっぱ抜いたが、謎は順にほどけていく。
まもなく9月1日。関東大震災(大正12年・1923年)の日がやってくるが、震災後の戒厳令下の白色テロ行為や流言蜚語によって多数の在日朝鮮人らが殺された日である。
正確な犠牲者数は不明であるが、論者の立場により、推定犠牲者数に数百名~約6000名と非常に幅広い差があるとWikipediaにはある。東大にある吉野作造氏が把握できたとするデータでは2,613名とある。
そのことで重要なことは、歴代の東京都知事はこの朝鮮人犠牲者の慰霊祭に対して追悼文を送っていたが、小池知事は「正確な犠牲者数が分からない」「大震災の被害者全般に対する慰霊はしている」として、追悼文の送達を中止したことである。
多くの評論はしないが、民主主義の不徹底な戦前にあっては資料や統計は多々破棄されたり改竄されている。よって正確な数字が分からないことは多々あり、それゆえにこの悲惨な事件がなかった証明にはならないことを強く指摘しておく。近代史において「正確な数字が分からない」という理由をあげて、対象としている歴史的事実を全くなかったかのように歴史を修正するのは右翼の常套手段である。南京虐殺、慰安婦問題等も同じ。
歴史を学ぶということは、未来に向かって再び失敗や惨禍が起こらないようにするためであるから、震災一般に過小評価してはならない。
統一教会と関係を持つ政治家たちは、一言で言いますと、最も使いたくない言葉である「国賊」・「売国奴」そのものと言えるのではないでしょうか。
返信削除弁英さん、私の妻なども同じような感想を語っております。
返信削除自称保守主義者の中島岳志さんが「政策を一つひとつ吟味していくと日本共産党こそ良い意味での保守主義だ」と語っておられますが、共産党こそ真の意味で保守主義でリベラル、そして愛国主義者だと思います。それに比して自民党や維新の政治家やいわゆる右翼の人々は、・・・もう言うまでもないでしょう。