2022年8月3日水曜日

疫病退散

   南都の宗教などを見ていると、神仏分離よりも神仏習合の方が原点であって主流でなかったかと思う。
 東大寺大仏殿に設えられた茅の輪は明らかに神道の「水無月の大祓」であろう。

 元々は東大寺の解除会(げじょえ)の日の行事だったが、密を避けて人々がお詣りできるよう、今週末ぐらいまで設置されている。

 そういえば昨年はこのお詣りをせず病院通いを繰り返していたが、今年は・・・・。鰯の頭も信心から。私は是認している。再起動だ。

 宗教なんて観念のなせる業だと鼻で笑う人がいるが、そういう人に限って終活でお墓を用意済だというから観念というか意識や感情も馬鹿にできない。

 さて、日本的神仏習合で切り離せないのが自然への畏敬の念ではないかと思う。大自然に想定外などないというところから発想すれば人は素直になれる。
 「汚染水もコントロールできている(アンダーコントロール)」と言った安倍元首相はそういう日本の素朴な宗教心を忘れてカルトの教祖に傾倒してこの国の精神風土を徹底的に劣化させた。ほんとうの意味で自称保守の方々は目を覚まされる必要がありはしないか。

 あえて言うが、真の意味で良質の保守思想は日本共産党が体現している。


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